北山さんとyummy!な関係

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次の日も


昨日と同じ時間帯にやってきた北山さん









「こんちわー、ってあれおばさんは？」









「今家に忘れ物しちゃったみたいで、取りに戻ってるとこなんです」









「なるほどね。じゃあおばさん来るまでここで待たせてもらってもいい？」









「はい！大丈夫です」









お店の椅子に座ってなにやら真剣に資料を見ている北山さん








その姿が普段の北山さんとは少し違ってて

思わず見とれていると









「こんにちはー」









子供連れのお客さんが来店









見たことがない感じの方だったから

このお店に来るの初めてなのかもって思ってると









「僕これ食べたい〜！」









っておっきな声で言いながらショーケースの

コロッケを指差してる男の子









その様子を見たお母さんが








「じゃあこのコロッケとメンチカツを5個ずつください」









って笑顔で私に言った









「はいっ！ありがとうございます」









そう言ってお会計をしていると









じーっとショーケースのコロッケから目を離さない男の子








っふふ笑 すっごくかわいいなぁ









って心の中で思ってると









「ここに来んの初めて？」









って北山さんがその男の子に話しかけた









「…うん」









知らない男の人に話しかけられたから

少し恥ずかしがって小さい声で返事した男の子









「ここのコロッケめちゃめちゃ美味いよ！」









「っほんと！？」









コロッケの話になった瞬間

男の子が目をキラキラさせて北山さんを見た









「ほんとほんと！だから美味しいコロッケいっぱい食べるためにちゃんと家帰るまで母ちゃんの言うことちゃんと聞くんだぞっ！」









「わかった！」









「よしっ！」









そう言って男の子の頭を撫でた北山さん









その時の北山さんがすっごく無邪気な顔してて






もうこれじゃどっちが子供なのか分からない…笑









レジを済ませて





その親子が店を出ようとすると








「お兄ちゃんばいばーいっ！」








って言いながらこっちにぶんぶん手を振ってる男の子

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