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丸山サイド
たまたま章ちゃんと一個下の階で会って、いっしょにもとの階に戻ろうと階段に向かってたとき、
目の前の階段の上の方から、ガシャーンって派手な音が聞こえて、その直後に子供の泣き声が聞こえた。
慌ててその声のするところに駆け寄ると、やっぱり点滴棒といっしょに倒れてた男の子。
でもこの赤いTシャツにはすごく見覚えがあって…
丸「すばるくんっ!?」
す「ｸﾞｽｯ…やすっ…まるぅっ」
倒れてたのは、お部屋から出たらアカン ときつく言われていたすばるくん。
安「こんなところでどうしたんよ！」
す「…ふたりっ、探してっ…痛いっ！」
安「わっ！痛かった？ごめんな、ここやと何の処置も出来んから動くで？」
す「痛いぃっ…」
“このまま処置室連れていこう”って章ちゃんがすばるくんを慎重に抱き上げてくれて、僕は先生に連絡を入れてから点滴棒を引っ張っていっしょに歩いた。
すばるくんは「痛い痛い！」って泣くから、てっきり胸痛があるのかと思ったけど、幸いにもまだ発作が起きてるわけでもないらしく、痛いのは左手やって。
そりゃ階段から落ちたんやもん、怪我してまうよ…
とにかく、来てくれた二宮先生に診てもらって、すぐにレントゲンも取りに行くと、左手は骨にヒビが入って骨折の寸前。
ついでに左足首も捻挫の大怪我やった。
終始すばるくんは大泣きで処置を受けて、終わっても泣きやんでくれない。
これ以上泣かせるのは、心臓にもよくないと判断したんやろう、先生は少しだけ鎮静剤を投与してくれた。
二「ちょっとぼーっとするお薬入ったからね？ほらすばる、泣かないよ？」
す「んっ…んっ…」
ずっと泣いていたけど、薬の効果は大きくて、しばらくするとすばるくんはすーっと眠ってしまった。
丸「すみません、僕らの不注意で…」
二「どうせすばるが勝手に出てきたんでしょ？
丸たちのせいじゃないよ」
安「すみません…」
二「今はきっと、誰かに甘えたいだよ。
誰かに甘えることで、どうにかストレスから逃げられるんだと思う。
しばらくまた不自由な生活になるだろうから、よく見てあげて？」
丸「はいっ」
寝ているすばるくんをお部屋に戻して優しく頭を撫でる。
元々この子は大の甘えんぼうやったんやから、弱ったとき甘えたくなるのは当然やんな。
すばるくんの心が安定するまで、しっかり甘えさせてあげよう。
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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか？この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (
レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます！お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです！大変だと思いますが更新頑張ってください！! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの | 作成日時：2017年11月12日 21時
