え い と に は 女 の 子 が い ま す。 [短編集 4]

　　すごはち　10 ページ15

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倉「Dear Aへ──


　 ８年間 Aは短いと感じますか？
　 僕は、早かったかなと感じています。

　 今日、こうやってメンバーとeighterのみんなと
　 過ごせていることを本当に僕は 嬉しいです。

　 メンバー唯一の女の子の A。
　 だからきっと、一番 辛い思いもしたと思うし 、
　 しんどい思いもしたと思います。

　 デビューしたての頃 、
　 心狭い一部のファンに Aがなかなか
　 認められずに 、バッシングを受けていた事──

　 僕は 知っていました。

　 コンサートのうちわのメッセージの中に 、
　 Aを批判するメッセージもあったよね。

　 でも 、僕はなかなかそんなAに
　 声を かけれませんでした。ごめんね。

　 あの頃の僕は 、
　 自分が下手に声をかけて
　 大切な仲間が 辞めてしまうんじゃないか
　 と 考えてしまって 怖かったんです。

　 けど 、ゆっくり ゆっくり…
　 時間はかかったけど 徐々に
　 そういうファンの人たちも 応援してくれるようになり…

　 今では 、メンバーの中で 一番
　 Aが 黄色い歓声が大きいんじゃないかな
　 と 僕は心の中で思っています。

　 それは嫉妬とかじゃなくて 、
　 Aが笑顔でいれてることが 、嬉しいからです。

　 こうして８周年を一緒に迎える事ができて 、
　 僕は嬉しいです。そして ありがとう。

　 また 美味しいご飯にでも行きましょう。


　 大倉 忠義より──」



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───パチ パチ パチッ…



横「大倉からの素直な気持ちやな」


村「泣くなよ！」


A「泣かないけど…

　 これからどんな気持ちで すごろくやったらいいの」


す「すご はち です。」真顔

横「そこ さっきから厳しいですね(笑」

す「ちゃんとしないと、そこは」

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