監獄学校2

☆門限 ページ47

もも目線


学校帰りにはると公園で話してた。


もも「あぁ、帰りたくないな。」


はる「何で？一ノ瀬さんとなんかあった？」


もも「特にないけど、ない？こーゆー時。」


はる「たまにかなー？」


もも「帰りたくないよー！」


はる「そんなこと言われたら私も帰りたくなくなったじゃん。」


もも「…逃げちゃう？」


はる「…だね。」





一ノ瀬目線


ももが門限を破った。


GPSで見るとはるちゃんと一緒にいるみたいだ。


ちょっと安心。


急いで迎えに行く。



もも「ヤバい、一ノ瀬来た！」


はる「ほんとだ、逃げよ！」


矢野の姿がねーな。

あいつどこ行ったんだ？


2人は逃げるし。

走っても追いつかれるって分かんねーのかよ。



ｶﾞｼｯ


一ノ瀬「こら、2人とも。大人しくして。」


矢野「悪い、遅くなった！」


一ノ瀬「どこ行ってたんだよ。」


矢野「本部のジム行ってた。サンキューな。」


一ノ瀬「あぁ。もも、確保しました。帰宅します。」


矢野「はるも同じく。」



矢野ははるちゃんの手をガッチリ掴んでる。

笑ってるけど目は笑ってない。


俺もこのふてくされた顔したももを躾ねーと。

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