監獄学校2

☆GPSの続き ページ40

一ノ瀬目線


うつ伏せに寝るももの耳を見ると血が大量に出てて赤紫みたいな色をしてた。


救急車が来たからももをおんぶして連れていく。



in病院


もも「やだぁ！やだぁ！(泣)」


救命救急の診察台に寝かされてたくさんの大人が動いてる。

それが怖かったんだろうな。ももはずっと泣き叫んでる。


俺も離れたところで見てるしか出来ないから不安だろうな。


お仕置きが終わってからそんなに甘やかしてやれてないし。


医者「一ノ瀬くん、ももの手握ってやって。今から耳に麻酔打って治療するけどもとから耳が麻痺してるみたいだから痛みはないけど不安だろうから。あと、暴れられたら危ない。」


一ノ瀬「分かりました。特殊ベルトで固定して構いませんよ。」


医者「分かった。特殊ベルト用意してー！」



もも「一ノ瀬っ……やだよっ……(泣)」


一ノ瀬「大丈夫だ。もも、よく聞け。今から耳に麻酔打って治療する。でも耳は麻痺してるから痛みはないらしい。安全のために全身をベルトで固定する。手はずっと握っててやるからな。大人しくできるな？」


もも「ずっといてね？(泣)」


一ノ瀬「あぁ。手の感覚はあるからそれで俺を感じてろ。目は瞑っておけ。怖さが増すから。」


もも「…分かった。」

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