監獄学校2

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一ノ瀬目線


ももがはるちゃんと公園に行った。



たぶんそれは嘘。


ももはなんか隠してるようなしゃべり方だった。


たぶんコウと遊んでるんだろうな。


問い詰めようと思ってたけど今は騙されとこうと思って。


問題なく帰って来たら嘘ついたこと軽く注意して許してやろうと思ったのに。


門限過ぎて確保命令が出た。


GPSを確認して公園に向かう。



でも公園にももの姿はない。


一ノ瀬「造田さん。やっぱりコウでしたか。」


造田(ぞうた)さん。コウの専属刑務官だ。


造田「やっぱりとはなんだ？」


一ノ瀬「いえ、いろいろありまして。まず、この状況はどういうことでしょう？」


造田「恐らくコウがピアスだけを外す機械を作ったんだろうな。本部に報告して指名手配だ。」


一ノ瀬「分かりました。」



ももとコウを探してる時に造田さんに聞いてみた。


一ノ瀬「造田さんはコウを躾てるんですか？」


造田「あいつは頭がいい。躾たところでだな。度が過ぎたいたずらの時は気絶するまで殴るけどな。頭はよくても力はおれらにかなわねーよ。」


一ノ瀬「今の状況はどう考えますか？」


造田「ん？度が過ぎ過ぎだな。まぁ女の子巻き込んだみたいだから半殺しの手前くらいまで殴り付ける。」


この人もキレかけになることあるんだな。


一ノ瀬「そうですか。」

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