#転生してみた

嫉妬 ページ46

レオン視点

レ「だから……その…………これ以上……！
俺を、興奮させないでくれ……！」

恥ずかしい。 それに、キャラが崩壊している。

いつもの余裕そうな表情に戻りたい。

……ん？ まさか、聞こえなかったのか！？

『すいません、もう一度、言って頂けますでしょうか？』

と、ここで。

「(もう、いたたまれないっ！) レオン、待たせたな！
カナタ、助かった。 もう下がっていいぞ。
それと。 後で話があるから俺の部屋に来い。
(危機感を持ってもらわないと危ないからな。)」


一時間弱後……カナタ視点

コンコン、ガチャ……

『失礼します。 リムル様、お話とは…？』

「お、カナタか。 その、えっとな。 なんて言ったらいいのかよく分からないが……」

『……？？』

すーっごくゴモゴモしてる。

「俺は、カナタの事が好きだ。」

『…は、はい。』

え、何なにいきなりぃっ！

「でな、一応俺も男なわけで。 ど、独占欲、というのもあるんだよな。」

『はい。』

「あぁぁっ！ 単刀直入に言うぞ。
俺はカナタが好きで、さっきレオンがデレてたのが気に入らなかったんだ。
だから、俺以外の男に……その、色目をあまり使わないで欲しい。
ま、街に行った時みたいに、危ないこともあるからな！ しっかり俺を頼るようにっ！！」

『はいっ！』

「うん、よし、解散っ！」

『ありがとうございましたっ！』

……バタン……

狐「カナタ様ぁぁぁぁ！！
心配しましたよっ！
ところで、あの金髪男は誰ですか？」

竜「カナタ様。
心配しましたよ……。
ところで、あの何処の馬の骨とも分からないような男は、誰なのですか？」

ちょっと待った。

金髪男はまだしも、何処の馬の骨とも分からないような男って……スイw

『あれは魔王のレオン様で……』

竜「何をおっしゃいますか(ニコッ
あのような無礼者には様など不要かと。
(カナタ様に馴れ馴れしくするなっ！
リムル様は良いが、アイツは駄目だ！！)」

狐「そうですよぉ！
ちょっと強いからって偉そうに……
(僕のカナタ様なのにっ！
リムル様は良いけど、アイツはなんか嫌ですっ)」

二人とも嫉妬してくれている……？

『フフっ、可愛いですね、二人とも。』

竜「なっ……！(赤面」

狐「えへへ、嬉しいです。(満更でもない」

と、その時。

「カナタ！ 次はギィの接客を頼むー！」

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