#転生してみた

新たな仲間 ページ28

『…という訳で、スイが仲間になりました。』


「なるほど。急展開過ぎて全っぜんわからん。」


竜「つまり、名をさずけて下さったカナタ様に、お仕えすることになった、という訳です。」


狐「翼持ちの魔物がいた方が良いのではないかと！」


「だからってな、普通は鳥とかにしとくもんだよ？ ていうか、二人ともイケメンだな。 なぁ、カナタ。俺とイナとスイ、どいつが一番カッコイイ？」


『そんなの、リムル様に決まってるじゃないですか！』


竜(魔物が主に好意を持つなどあってはならない。 だが何故か胸が痛い…。)


狐(はぁ、カナタ様はリムル様大好きだもんなぁ。
そして、リムル様はカナタ様大好きだもんなぁ。
両思いってやつ？)


リ(フフフ、フハハ、フハハハハッ！
リムル様に決まっている、だと！？
え何それまじ激カワ萌える天使か女神か？)


『勿論、イナもスイも大好きですよ！』


狐＆竜((ﾟ∀ﾟ)ｷﾀｺﾚ!!)


…………外で聞いている人達…………


紅「いいなぁ、ずるくね？ なぁソウエイ。」


蒼「……大好き、か」


デ「クフフ、リムル様にかなわないのは認めますが、あのような下等な魔物にカナタ様を奪われるのは気にさわりますね。」


紅「いやいやディアブロ。 あいつら一応特A級だぞ？」


デ「フン、関係ありません。災害級だろうが天災級だろうが問答無用でフルボッコですよ、クフフフ……」


蒼「ディアブロ、カナタが泣くぞ？」


デ「！！ そ、それは困りますね。しかし、少し殺るだけなら……ん？ ソウエイ、あなた今、カナタ様のことを呼び捨てしましたか？」


蒼「勘違いするな、カナタの命令だ。 互いに敬語は使わない、ということになった。」


紅(俺も後で、カナタ様に言ってみよう。)


…………中の人達…………


「ゴ、ゴッホン！ そいえばカナタは、ヴェルドラとかラミリスには会ったことないよな？ 今日は一日休みだから、連れてってやろうか？」


『！ それでは、お言葉に甘えて…
竜「ヴェルドラ様！？ 暴風竜の…！？」


「あぁ、そうだ。心配はするな！ アイツは俺の友達で、結構真面目に働くマメな奴だからな。」


竜「あのヴェルドラ様がお仕事を…！？」


狐「とてもではないですけど考えられませんね…」


「とりあえず行ってみよーぜ！ お前たち二人もついて来い！」

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