#転生してみた

夜景2 ページ15

リムル視点


あ、ついつい……口が滑って……


リ(俺……今……！ カナタに、告白した……！！！)


俺は、カナタに好きだと伝えた。今一番気になるのは、カナタが俺の事をどう思っているか、だ。


リ「カナタ………………。返事を、聞かせてもらえるか……？」


カナタが、ゴクリと唾を飲む音が聞こえた。


来るっっ……！！！〇か、✕か……！！！！！


カナタ視点


私は、リムル様の事をどう思っているんだろう。前世では、こんなこと考えもしなかった。さっき、彼がニコッと笑った時、心臓が騒ぎ出した……。もっと、笑って欲しいって思ったんだ。好き……なのかな？彼の事を考えていると、自然と笑みが零れた。





『私は……リムル様のことが、




好きです。』






リムル視点


は……？今、彼女はなんて言った？俺の耳には、好きです、と聞こえたんだが。ということは……？


思考速度一万倍にして必死に考える。そして、その気持ちは暴走し出す……！


ダンッッッ………………！！！


カナタを壁に追いやり、その横に手をついた。
壁ドンってやつ……？


まずい！気持ちが暴走した！！！もう止めれない！！


カナタ視点


ダンッッッ………………！！！


壁ドン、ですね。流石にこれくらいは知っていた。
それにしても、よくこの状況で、


(リムル様、顔が赤い。照れてるのかな？こんなに余裕がなさうな顔、初めて見る。)


なんて考えれたな。自分。大物かもしれない。


すると、リムル様がおもむろに口を開いて、







「愛してる。誰よりも。」







そう言って、リムル様の美しい顔が、近づいてくる。
思わず目をつぶった。


リムル視点


「愛してる。誰よりも。」


これは、俺の本心だ。あぁ、もうどうにでもなっちまえ！


そんなことを考えながら、世界一愛してる顔に近づいて……









チュッ…………………………………………


キスをした。

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