【wrwrd】水色が部屋に人を入れない理由

16話 ページ17

ｶﾞﾁｬ

Kn「ただいまー」

「あ、お兄ちゃんおかえり！」

少し時間が経ってからお兄ちゃんは帰ってきた

Kn「なあ...A、さっきのやつらと話してみいひん？」

お兄ちゃんはそう言ってきた

「えっ...」

Kn「無理にとは言わん...どうや？」

「わ、私もあの人達とお話してみたい...」

私もお話してみたいけど話せるかな...

Kn「いつになるかはまだ決めてないから決まったら教えるな」

「うん、わかった」

Kn「せや！」

お兄ちゃんが急に大声を出てきた

Kn「今日色々あって忘れとったけど飯食ってないやん！」

「なんだ...そんなことか...」

Kn「Aも一緒に食べに行かへんか？」

「いいの？」

Kn「ええで！行こか！」

「うん！」

あまり部屋の外に出た事がなかったからすごい楽しみだなぁ

お兄ちゃんと手を繋いで廊下を歩いているとお兄ちゃんは色々説明してくれる

Kn「ここが図書室やで」

「図書室なんてあるんだねぇ」

Kn「街の本屋よりも大きいと思うで」

「へぇ」

私が見たかった本もあるかも...

Kn「で、ここが書記長室...トントンの部屋やな」

「ドアがおっきい...」

Kn「総統室、グルッペンの部屋はもっと大きいで」

「すごいなぁ」

お兄ちゃんの説明を聞きながら歩いていると食堂についた

Kn「食堂についたな」

「お腹減ったから早く食べたいねー」

Kn「せやなー」

ｶﾞﾁｬ

Zm「ほら！もっとあるで！」

Ut「いやもうホントにいいんで...勘弁してくださいゾムさん...」

Tn「まじでもう入らん...」

Kn「今日もされとるんか...」

食堂に入るとゾムさんが大量の料理を鬱さんとトントンさんに食べさせていた

鬱さんとトントンさん死んじゃいそう...

Rb「やっぱり美味しいなこれ」

Em「お城の料理は格別ですね」

ロボロさんとエーミールさんの周りには積み重なった皿がいくつも...

ロボロさんのあのちっちゃい体のどこに入ってるんだろう

エーミールさんはイメージと違って沢山食べてるし...

やっぱり個性豊かだなぁ

そう考えているとショッピさんがこちらに気付いたのか声をかけてきた

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