【wrwrd】水色が部屋に人を入れない理由

10話 ページ11

「ん...」

目が覚めるといつもと違う白い天井が目に入った

「ここって...」

Si「あ、Aちゃん起きた？」

「しんぺい神さん...」

しんぺい神が居るってことは医務室なのかな

「私、押し倒されて...」

Si「ちょっと待ってねー今コネシマに連絡するから」

「わかりました」

ﾋﾟﾋﾟｯ

Si「コネシマーAちゃん起きたよー」

しんぺい神さんが連絡している

Si「今コネシマに連絡したからすぐ来ると思うよ〜」

「ありがとうございます」

Si「所でAちゃん」

「なんですか？」

Si「君を襲った緑の人の事なんだけどさ、根はいい奴だから謝ってきたら許してくれないかな？」

ﾊﾞﾝｯ

その時ドアが荒々しく開いた

Kn「A！」

「あ、お兄ちゃん」

Kn「A...なんで外に出たん？」

「お兄ちゃんに貰ったブレスレットが落ちちゃって...」

Kn「そんなん、ほっとけばよかったやん...」

「けど...お兄ちゃんから貰ったものだったから...」

Kn「Aの事、みんなに言ったけど大丈夫だったか？」

「うん、大丈夫だよ」

Si「良いシーンのところ申し訳ないんだけどさ」

Kn「なんや？」

Si「俺、前コネシマに入ってくる時は静かにって言ったよね？」(暗黒微笑)

Kn「しんぺい神さん！ちゃいますやん！」

Si「なにがちゃうんや？」

Kn「いやーね、ほらちゃいますやん？」

Si「はぁ...まあ今日はAちゃんに免じて許してあげる」

Kn「ﾁｯｽﾁｯｽ」

「ふふっ...」

Kn「なんで笑うん！？」

「だってwお兄ちゃんがw」

Si「Aちゃんはこんな大人にならないように気をつけるんだよ」

Kn「こんなって！酷ない！？」

「あはははっw」

Kn「A...」

ｺﾝｺﾝ

談笑している時にノックが聞こえた

Si「どーぞー」

ｶﾞﾁｬ

Zm「...」

「あ...や...」

あの緑の人だ

Kn「なんや？ゾム」

その緑の人は私の寝ていたベッドの近くまで来ると

Zm「すまんかった！」

「え？」

Zm「知らんかったとはいえシッマの妹に手出してもうて...」

Kn「A...ゾムはな悪いやつでは無いんよ許してやってくれへん？」

しんぺい神さんもお兄ちゃんも同じようなことを言っている

だからゾムさん？は悪い人では無いのかな...

「えと、大丈夫です...」

そう言った瞬間、ゾムさん？は顔を上げた

わぁ、すっごい笑顔がキラキラしてる

Zm「ありがとな！」

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