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『気色悪りぃな』
悟、伊地知さん、そして虎杖の屍
悟が言うとおり、今回は上が絡んでいるのは確実だろう。
あんな清掃員みたいな雑魚の仕事を永遠とやらされていた原因がわかった。
俺がそこにいたら計画がパーになるからだろう
「他の2人が死んでも僕に嫌がらせができて、一石二鳥とか思ってんじゃない。Aが仕事放棄して駆けつけたのは多分予想外だったんだろうけど」
悟の声色が珍しく怒りを乗せていた。解剖台に置かれたそれを屍をみてあのときのことを思い出し違和感を覚える
『俺が、『減』を使おうとしたとき虎杖が自分から戻ったというより、宿儺が引いたってとこが気がかりでしかない。いくら残りの指が残っているからといって…そんなことをするほど宿儺は腰抜けなのか?』
ガラと急にドアが開きヒールの音を立てながら部屋に入る1人の女性
「珍しく感情的だな」
彼女は五条に一言いうとAの前に立ちとそっと頰を細い指で撫でる
「お前はいつになっても私のところに来ないから寂しいのだけど」
『んだよ、』
「昔のお前はもっと可愛げがあったのに。誰に似たんだか」
離された手は白い布を容赦なく掴み剥がす
心がぽっかり空いたなんていうけれど、本当にぽっかり空いている胸元なんて初めてみる
淡々と解剖の準備し始める硝子と、黙りこくる悟と伊地知さん
解剖台の前に立つ俺はそろそろ部屋から出ようと最後に虎杖の顔に目を向ける
『…ん?』
そういえばこいつ…目開けてたか?
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leon(プロフ) - 初コメ失礼致します。連載されている頃からずっとこの作品が好きです!また読めて嬉しいです! (2022年2月1日 23時) (レス) id: adc2534afa (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - アロンさん» お待たせしました、待っていただけていたなんてうれしいです。楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年1月4日 22時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - のれちさん» こちらこそ、また読んでいただけるなんて嬉しいです。ありがとうございます (2022年1月4日 21時) (レス) id: dc654e081f (このIDを非表示/違反報告)
アロン(プロフ) - 公開待ってましたー!!作者さんにも色々あったでしょうに、公開してくれてありがとうございます!!これからも応援し続けます! (2022年1月4日 18時) (レス) id: 39d8d24e35 (このIDを非表示/違反報告)
のれち - 1年前(?)ぐらいからずっとこの作品を読んでいて、非公開になった時は「ファ?」ってなっていたけどもう一度読めるなんて、、、嬉しすぎて語彙力がもうなんか泣きそう😢 (2022年1月4日 15時) (レス) id: 1af6bcdd02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:要 | 作成日時:2020年11月17日 22時