ドロップ (ページ49)

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story30(Yu) ページ49

、、、なんでこうなったの？
どうして？

今日恋人の誕生日で、サプライズでプレゼント持って行って家に行こうとした。
恋人はサプライズが好きらしくて、だから今日お誕生日にサプライズでプレゼント持って行って合鍵で家へ入っていった。

玄関を見ると知らない誰かのスニーカー。
誰？
嘘、まさか、そんなことないよね?
嫌な予感が頭を過る

恐る恐る部屋へ行くと、、、

あぁ、聞こえる、聞こえるよ聞こえちゃってるよ。

カチャリと寝室のドアを開ける。
案の定恋人は私を見てびっくりして固まる。

ははは、私より可愛い女性と浮気してたんだ、、、、

、、、あれ？え？嘘だよね？嘘だと言って？

だって私の目に飛び込んできたのは女性じゃなくて男性。

《ごめん、俺本当は男が好きなんだ》

そんなことを言われてそこから記憶がない。
女と浮気してたんだと思ったら男と？
もう何が何だか分からない。

ただ、歩いていった。
気づいた時にはここが何処だかなんて分からなかった。

「はははっ、何これっ、、、っうっ、、」

ただ涙かボロボロとこぼれてきた。
止めたくても出来ない。

Yu｢あの、お姉さん大丈夫ですか？具合でも悪いですか？｣

ひょっこりと顔を覗かせた青年、

Yu「ずっとぼーーっとしてて、かと思ったらすごい泣いてたから気になっちゃって、」

私すげー恥ずかしい、、、

『あ、いえごめんなさい、大丈夫なんで』

Yu「なんか大丈夫じゃなさそうですよ？何かありました？言いたくなかったら別に大丈夫ですから」

なんかこの青年といると居心地がいい感じがした。
彼に事の経緯を話すと

Yu「あちゃー、それは、、、なんと言っていいのか、、、」

『ですよね、すみません』

Yu「いやいやいや、でも辛かったですよね」

その言葉を聞いてまた涙が溢れてきた

大丈夫ですかと青年がハンカチで私の涙を拭ってくれた

『ごめんなさい私ったら、、、』

Yu「大丈夫ですよ、あの、良かったらお名前聞かせて貰えませんか？」

『あ、Aって言います、』

Yu「僕は悠太です」

その後少しだけ彼と話をした。

Yu「Aさん、もしまた何かお話したくなったらこれに連絡してください、たくさんお話聞きますから」

『ありがとう』

そう言って彼と別れた。

これから彼と人生を共にすることはまだまだこれから先の話になりそうだ。

Fin.....