story26(Ta)※ ページ45
Ta「Aヌナ〜、どこにいるの？隠れてないで出ておいでよ」
『っ…』
Ta「早く出ておいで？なんで逃げちゃうの？」
テイルの声で震えが止まらない。
逃げ場がない、、、。
テイルは私と付き合う前から少し不気味に感じていた。
私を見る度に微笑む
だけど目は笑っていなかった。
その表情がとても怖く感じて危険に感じた。
私のロッカーには毎日1本の薔薇が置いてある。
この前の誕生日の時にはバラの花束。
どうしても気味が悪かった。
家に帰れば電話が鳴って
Ta「今日も無事に帰れたんだね、愛してるよヌナ」
そんな毎日が続いた。
怖い、もう嫌だ、
だから正直に伝えた
Ta「･･･Aヌナは僕のことが嫌い？ねぇどうして？こんなにも思ってるんだよ？気持ちが伝わらない？ねぇ、教えてよ」
怖い、、、震える足を一生懸命動かして逃げていく
Ta「みぃーつけた、ふふっ、ヌナは恥ずかしがり屋なんだね、大丈夫だよ？ほーら一緒に帰ろ？危ないからさ、」
『いやっ！やだっ！』
Ta「もう、わがままだねAヌナは、ねぇこれなーんだ」
そう言って足元を見る
足元には銀色に輝くもの。
『やだっ！やめてっ！お願いだから、、、！』
Ta「えー、だってヌナ逃げちゃうじゃん？どうする？こんな足必要ない？」
『お願いやめて！わかったから！テイルの言うことなんでもきくからお願いだからやめて…くださいっ…』
Ta「んー、そうだなぁー、じゃぁ、ヌナが僕のことを愛してるよって抱きしめてキスしてくれたらいいよ？足無くなるの嫌だよね、僕だってヌナの足がなくなったら嫌だもん」
『っ…わかったから、』
Ta「ふふっ、ねぇ僕のこと愛してる？」
『あい…してるよっ…苦しいくらい…』
Ta「合格、じゃぁ一緒にお家に帰ろ？家に帰ったらたっぷり可愛がってあげるから、嬉しいでしょ？」
『っ…うんっ』
テイルをこんなにまでにさせたのは誰のせい？
私なの？それとも、、、、
Fin.....
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作者名：ぺんぎん | 作成日時：2020年10月1日 11時
