ドロップ (ページ39)

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story21(Yu) ページ39

『え？おせちが食べたい？』

Ma「はい、僕が食べたいもの何って聞いたらおせちって言ってました」

Jn「でも韓国でも日本のおせちって作れるんですか？」

もうすぐ韓国は旧正月に突入する。
日本では1月1日のお正月におせちを食べるんだけど韓国では旧正月がお正月になるから韓国でもお正月の料理は作って食べる。

私が高校生に上がる頃に父の仕事の事情で韓国に移り住むことになった。もうあれから15年経つけど長らくおせちなんて作ってない。日本にいた頃は母や祖母がおせちを毎年豪華に作って食べてたもんだから。

『うーん、、、、作ってみる？？』

Ma「ほんとですか？！」

Jn「悠太もきっと喜びます！」

2人とも優しーなー、、、。

とりあえず作るしかない。
実は母は難病で4年前に亡くなってしまった。祖母も病気をしてこの世にはいない。

とりあえず調べて作ってみますか。

こりゃ難しい。
お母さんとおばあちゃんこんなのふつーに作ってたんだね、大変だわ。
とりあえず定番なのは作る？

なんだかんだ言って一日かかってしまった。
大丈夫かなぁー。
味見は一応したよ？
これで喜んでくれるといいんだけど。

その翌日旧正月に入った韓国。
宿舎に行って挨拶を済ませる。
その後メンバーは各々バラバラになって実家に行ったりするメンバーも。

今は飛行機に乗れない事情があるからマークとジャニと悠太は宿舎に。

『悠太、これ、少しでも気分味わえたらって思って』

Yu「え、これなに？、、、、、これ、どうしたの？」

『うん、日本に帰れないでしょ？だから作ってみたんだけど』

Yu「Aヌナ、、、ありがとう！」

Ma「うわぁ！！これがおせち？すごいね！」

Jn「うわぁー綺麗だねー、良かったね悠太！」

『ジャニとマークが教えてくれたんだよ、悠太がおせち食べたいって言ってたのをきいてどうにかできないかなって、2人に感謝のだね』

Yu「2人とも、、、ありがとう」

2人はなんか照れた感じで、でも嬉しそうだった

3人でおせちを味わって各部屋に戻って行った。その時悠太に呼ばれて部屋に行ったら

Yu「Aヌナほんとにありがとう、作るの大変だったでしょ？韓国にはない食材もあったはずなんだけど、、、」

『あー、なかったものはしょうがないから、でもごめんね』

Yu「、、、ヌナ好き、ほんとに好き」

喜んでもらえて良かった。
今年はちょっと特別かな？そんな韓国の旧正月です。

Fin.....