ドロップ (ページ32)

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story17(Wi) ページ32

(掃除機の音)

今日は週に3回nctの宿舎に来て掃除をする日。
掃除以外は何もしない。
掃除専門店みたいなところで働いています。
お手伝いさんは別にいるらしくて
いつもリビングと洗面所、キッチンを綺麗にしていきます。

いつもは掃除している時はちらほらメンバーがいる時があるんだけど、今日はみんな仕事に出てるのかいない模様。

正直いない方がメンバー達も気を使わなくて済むだろうし、、、。

ガチャ

Wi「あれ、」

『あ、どうも、、、』

部屋に1人いたのか、、、
参ったな、、、私が1番気まずいメンバーの1人ウィンウィン君、、、

Wi「ありがとうございます、、、」

『あ、はい、、、』

気まずい雰囲気が流れる。
普段仕事していても挨拶程度しか言葉を交さないんだけど何故だろう、ウィンウィンくんとだけはどうしても挨拶だけでも気まずくなる。

Wi「あの、、、」

『は、はい』

Wi「ちょっと手伝って欲しいことがあるんですが部屋に来て貰えますか？」

『えっと、、、』

私が渋る理由。
会社や事務所との契約で

《メンバーの部屋への立ち入りは禁止》

という約束事がある。
たとえメンバーから促されても入ってはいけない約束になっているから。

『、、、というわけで申し訳ないのですが』

Wi「そんなの別にいいよ、事務所の人たちが監視してる訳じゃないですし」

でも、と言わすまいとウィンウィンくんは私の腕を引いて部屋に連れていく。

Wi「この棚少し動かしたくて、、、」

ぁあ、なるほど
とりあえず言われた通り手伝うことにした。

Wi「ありがとうございました、何か飲まれますか？」

『いえ、大丈夫です、ちゃんと自分で持ってきました、それにもうお時間なので私はこれで失礼致します』

そう言ってウィンウィンくんの部屋を後にした時