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第19話 ページ19

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「…え、A?」

「こ、こんにちは…」




机の向かいでニヤニヤしているエイジ。こいつ、楽しんでやがる。





「どしたのどしたの」

ツリメくんに聞かれて、少しうろたえる。相変わらずニヤニヤしているエイジの足を蹴った。すると彼は『さーせん』と口パクをしてきて、本当に楽しそうだ。




「…その、…昨日そらくんに焼肉おごってもらったお礼!スイーツ買ってきたんだけどね、エイジが全部食べちゃって…」

「あーそうそう、めっちゃ上手かったー。ごめんね、そら」




よかった。少しは話を合わせてくれる気があるみたい。

もともとエイジに渡すものだったのだからエイジが食べて当然だけど、ここは仕方ないから犠牲になってもらおう。そう思ってすっかり空になった小箱を指差した。





「…おい!なんで俺のやつ全部食うんだよえいちゃん!」

「ほんとだよー!俺のも残しといてほしかった〜」

「ごめんごめん、だってAが反省するとか珍しかったからつい…」

「反省?なんの話…?」





こいつ…!まさか私のあの失態をバラすつもりか…!
急いでエイジの後ろに回りこみその口を押さえた。





「何にもない!うん!エイジ酔ってるみたいだね!」

「んんん、よっへはい、…昨日酔ってたのは、」

「余計なこと喋るのはこの口かな〜?ん〜?」

「いてててて」





3人は頭にはてなを浮かべて私たちを見ている。

これ以上ここにいたら墓穴を掘るだけだ。エイジは私がいないところで昨日の私の醜態をバラすことはないと思うし、そう信じたい。

そう思った私は、早々にここを出ることにした。





「…お、おじゃましました〜」

「あ、うん!またきてね」



バイバイ、と手を振ってくれる3人は本当に癒しだ。あのドS野郎とは大違い。





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作品ジャンル:恋愛
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あや(プロフ) - ぜひ!ぜひ!ぜひ!続きを!!更新待ってます!! (2018年8月5日 22時) (レス) id: 5116ee690c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ☆ルナ☆さん» あと少しですがお付き合いください!(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月29日 23時) (レス) id: fd69086671 (このIDを非表示/違反報告)
☆ルナ☆(プロフ) - キュンキュン/////(((o(*゚▽゚*)o))) (2017年11月29日 0時) (レス) id: 915f053575 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Cさん» コメントありがとうございます!!これからもキュンを追求していきます…! (2017年11月24日 18時) (レス) id: 2a7f43fe4e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 冬春@アバ小説更新中さん» こっちも嬉しいです…!これからもお楽しみください〜! (2017年11月24日 17時) (レス) id: 2a7f43fe4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タバタ | 作成日時:2017年11月6日 15時

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