【d！】○○デレ短編集！【合作】

8、sha×死ンデレ(ノロいぬ。) ページ8

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『ただいま〜』

愛しい彼からの返事はない。
まぁ逆にあった方がおかしいのだが。

リビングに入れば彼の死体。
おでこに包丁が刺さってて血が流れている。
普通の人が見たらまぁ叫ぶだろうなぁ…。

そんな考えを放棄し彼の死体に刺さっている
包丁を抜き取り、

『ほら、掃除するよ！！』

と大声で彼に活を入れる。
そうするとほら…

｢もう少し驚いたフリしてもええやんか｣

彼は起き上がりプンプンと頬を膨らませていた。
いやいや、もう流石に慣れたわ。

『きゃーシャオちゃんが死んでるー』

｢お前は感情込めて言うって事を知らないんか？あっそっか演劇とか大の苦手でしたもんねぇ〜ww｣

『はいシャオちゃんだけでそこ掃除してね』

｢すみませんでした｣

そう、彼は私が仕事から帰ってくると決まって死んだフリをするのだ。
ある日は首吊ったりまたある日は失血死だったり。
血で『犯人は君の心の中にいる』なんて書いてあるんだからゾム達呼んで一緒に爆笑した。

一方、この後の掃除が大変なのだ。
床に血糊が染み込むし死ぬ為に使った道具もどこに置けばいいのかも分からない。

｢A〜腹減ったんやけど〜？｣

『君がこんな事しなければいいんですけどねぇ？！』

｢俺に料理は任せとけって！｣

『シャオちゃんは料理を知らないでしょ？』

｢はぁ！？俺ハンバーグ作んの得意やからな！？｣

確かに彼はハ ン バ ー グ(ダ ー ク マ タ ー)を作るのは大の得意だ。一級品。

夜ご飯が遅いのはこの煽り合いのせいだろうなぁ。
そんなの2人とも分かりきっていた。
それでも辞めないのは

｢『こうしているのが楽しいから！』｣

ーーー

(なぁこの血糊取れないんやけど！！！)

(…はぁ、また新しいカーペットにしなくちゃ)

(これで何枚目やっけ？)

(…^^)

(あっすみませーん…)

９、syp×ツンデレ〔sam〕→←7、zm×ヤンデレ(狸桜)

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