本音と本音 ページ19
見回りを終え校門を出る。
勝負の時だ……。緊張してたら背中をトンっと櫻井に叩かれた。
櫻井「大丈夫だ。俺と時雨Aを信じろ。」
A「わかってる。」
二宮「2人で何いちゃついてんですか？」
相葉「えー！？翔ちゃん、会長とにゃんにゃんしてんの？」
黒い影が楽しそうに話す相葉を遮った。
執事「お嬢様。お迎えにあがりました。」
A「今日は……今日は皆と…お勉強して帰るから……その……今は帰らない…。」
執事「ご冗談を。反抗期でもレッスンをサボるなんて許されませんよ。旦那様になんて言われるかまさか考えてないなんて言いませんよね？」
もう言葉が出ない。今口を開けたら多分涙が出てきちゃう……。
ごめんね櫻井もう無理だ……。
逃げられないんだ。
櫻井「あの。お言葉ですが友達と遊びに行くことの何が悪いのですか？聞いてるとAさん寄り道も友達とも遊んだことがなさそうな発言でしたけど。なぜ許されないのでしょうか？会長程だともうフランス語もバイオリンもピアノも全て完璧でしょう？彼女の両親は彼女にこれ以上何を求めているんですかね。」
櫻井……。私は何回助けられるのだろう……。
執事「部外者は黙って貰えますか？言っとくがお嬢様に期待してる人なんていない。妹様が出来ないことを要求されたときとか都合が悪くなった時に出す駒なんだよ。」
全員が黙った。知ってた。知ってたけど……。
まずは怒らなくては。
A「部外者なんて……言い方を考えなさい。失礼だと思わないのかしら。」
執事「申し訳ありません。しかし、お嬢様……レッスンをサボるなんて今までなかったのになぜ？！」
A「期待されてないのに何を頑張るのよ。なぜやらなきゃいけないの？貴方だって言ってたじゃない。私はういの変わりだと。私は妹の為に頑張るの？何であの子はなんのレッスンも入ってないのよ！」
だめだ……思ってる事を言ってたら涙が出てきた。
A「生まれた順が違うだけでどうして……どうしてこんなに……人生が変わるのよ……もう…自由にさせてよ……。」
櫻井「会長。行こう。行くぞお前ら。どうぞお引き取り下さい。会長が帰りたいと言ったら俺らで送ります。」
執事は舌打ちをしながら帰って行った。
大野「さっ、甘い物食べながらなぜ話してくれなかったか聞こうか？」
普段のほほんとした柔らかい笑顔の大野だが
この笑顔をみて私と櫻井はヒッッと口がつり上がった。
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るーちゃぴ(プロフ) - 楓＠悠生さん» ありがとうございます。楓様もお体に気をつけて楽しんで頂けたら幸いです。 (2021年11月15日 8時) (
レス) id: 9a982c6c49 (このIDを非表示/違反報告)
楓＠悠生(プロフ) - 初めまして、こんばんは！ 副会長の、Twitterをフォローさせて頂きました！ コロナが終息するには時間がかかるかと思いますが、お体に気をつけながら頑張ってください！応援してます！ (2021年11月14日 23時) (レス) @page33 id: 604f18d061 (このIDを非表示/違反報告)
るーちゃぴ(プロフ) - 安珠さん» ありがとうございます。頑張りますのでこれからも楽しんで頂けると幸いです。 (2021年11月10日 22時) (レス) id: 9a982c6c49 (このIDを非表示/違反報告)
安珠(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2021年11月10日 21時) (レス) @page27 id: e6fa8237bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーちゃぴ | 作成日時：2021年11月6日 9時
