吸血 90 ページ48
ルイside
Aはすぐ誰とでも仲良くなれる。本人にその自覚はないだろうけど、距離を縮めるのが早い。それはAの良いとこでもあるけど、恋人としては嫉妬しているし、何より無防備すぎて色々危ない。
だからホームパーティーでキスをしたのは、手を出すなよという牽制だ。効果は絶大なはず。
おかげでやたらと引っ付く馬鹿はいなくなった。ホームパーティーが終わり皆が帰るときも「お幸せに♪」と音子が言ってから一言ずつもらうほどには認められてた。それにしても、
主「ッ!」
赤面してこっち向くの可愛すぎないか!?キスは何回かしてるのにいつも照れるんだよAは!!
ル「嫌だったか?」
人前では流石に早すぎたかもしれない。Aはかなり照れ屋なのだから。ちょっと怒ってるかな?
主「えっ?え、っと、その…………」
アワアワし出したAは顔を隠すように萌え袖した手を持ってきて、チラチラとこっちを見て呟いた。
主「い、嫌じゃないよ。だって、僕はルイに惚れてるんだって、キスの度に、思うから。この気持ちが、ルイも一緒だって分かるから、嬉しい」
途切れ途切れだがさらに顔を赤くして伝えるA。何なんだ、この天使は。
堪らなくて、俺はAを抱きしめ押し倒す。最近買って二人暮らしの割に大きくしたのでスペースは充分だ。
ル「本当に?」
耳元で囁くとビクリと肩を震わせて頷いた。こういう反応も変わらないな。
ル「可愛い。………なぁ、食べていい?」
断らないのを知っていて聞く俺は少々悪どいだろうか。
主「少しだけ………だよ?」
そう言いながらも首を見せてくる辺り、Aも相当ずるいよな。
首に牙を立てる前、俺はとびっきり甘い声で囁いた。
ル「愛してる」
主「僕も、んっ…………!」
本当に、可愛いんだから。
美香さん、裕二さん。Aは俺が生涯かけて幸せにするから、もう安心してください。
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まどか - りょーかい、待ってるね!! (2018年8月27日 16時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー!それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす! (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い!!私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた!どうかな?上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ!! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年5月26日 0時