吸血 67 ページ23
星が黄色い！？ありがとうございます！嬉しいので更新しますね！
by 作者 8/10
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ルイside
三虎は足だけ獣化し、天鬼は酒呑童子の姿に変わり木を渡る。俺は浮遊の魔法を使えるから敵やトラップを見つけた時に報告する役目になった。
隼「おかしい………。ルイ、トラップは？」
ル「いや。何もないぞ」
三虎の言う通り、それはおかしい。
酒「普通は侵入を阻むものや体力を消耗させるための捨て駒がいるはずだが……」
敵やトラップが無くとも、ここは山なのに動物の気配が一つもしないのはおかしいのだ。逃げたのか？
隼「『お前らごとき体力を消耗させるまでも無く俺に殺される』という挑発の可能性もありますよ」
ル「ハッ！上等じゃねーか」
いくら人狼が強くたって、こっちには神の使いとランク上位の鬼もいるんだ。
酒「俺様の強さを分かってねー馬鹿がいるとはな。犬ごとき瞬殺してやる」
Aを拐われた上に馬鹿にされたとあれば戦闘狂の鬼は殺気立つ。酒呑は鬼らしい残酷な笑みを浮かべた。
ル「見えた。あともう少しで学校だ」
このまま全速で…………！
隼「ルイっ！止まれ！」
急停止したせいで体に負担が掛かる。Aのとこまであと少しなのに止めた馬鹿虎を睨んだ。
ル「なんだよ」
酒「ちゃんと前見ろや」
イラつきながら前を見る。だが何も見えない。ただの木で、ただの森だ。
隼「もっと良く見てください。少し心を落ち着かせて」
短く深呼吸をする。探るように見つめると糸が見えた。それも一本ではない。網掛けのようになっていてここから頂上までを覆っている。
ル「結界か。しかも電気の強力魔法付き」
隼「触れれば感電死するとこでしたね。感謝して下さい」
ル「はいはいありがとうございましたー。で、これどうすんだ」
これじゃあAのいる学校までいけねーじゃんか。
隼「少し時間が掛かりますが、この結界を解くしかないでしょうね。ルイは少し離れてて下さい。酒呑童子」
酒「分かってんよ」
三虎と酒呑は白札を取り出す。結界に押し付けると、三虎は手を右に、酒呑は左にスライドさせた。瞬間、一枚だったはずの白札がスライドした方向にどんどん増えていく。終いには頂上まである結界を覆った。
隼「さぁて、強力魔法付きの結界と俺の術、どちらが強いでしょうねぇ」
酒「俺がいるんだから当然こっちだろ」
二人はペロリと舌なめずりをした。
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まどか - りょーかい、待ってるね！！ (2018年8月27日 16時) (
レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー！それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす！ (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い！！私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた！どうかな？上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ！！ (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2018年5月26日 0時
