近づきたい、あなたに 。 【青】

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仕事が


久しぶりに休みで


ゆっくりできる


…


そう思っていたのに







『なんでこんなところ
来てんだろ…』







数分前に入っていたLINE







涼太Aの部屋に靴忘れたから、事務所まで持ってきてくれると助かる







部屋の辺りを見回すと


確かに


涼太の練習用のシューズが入っていた


袋を見つけた







ふざけるなとは思ったが


練習出来ないのは


酷だろう、と


事務所まで来たのはいいが…







『入りにくい…』







一般人である人が


ノコノコと入っていくには


無理だった







翔太｢A？｣


『翔太！』


翔太｢お前、何してんの？
てか、それ、｣


『涼太の忘れ物
届けてくれって頼まれて』


翔太｢あははっ！
そういう所あるもんな！｣


『もう直して欲しい…』


翔太｢涼太の所行くんだろ？
一緒に行こ｣


『え！？
涼太に渡しといてよ』


翔太｢それだと涼太に怒られる
それに、｣


『ん？』


翔太｢久しぶりに会ったんだから
まだ、一緒にいてよ｣







なに、自分で言って


照れてんのよ…


照れるのはこっちだわ


そんな顔されたら







『わかったよ、』







こういうしかないじゃん

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