近づきたい、あなたに 。 【青】

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ばれないように


少しだけ


笑って返した







『仲良くはなったかなぁ
阿部くんとラウくんともね！』


翔太「うれしい？」


『そりゃあ、翔太の
大好きなメンバーさんだしね』


翔太「うっせ///」


『照れてるの？笑』


翔太「けど、Aは
俺のものだし」







だから


そういうこと言わないで


近くにあった


クッションを握りしめて


必死に抑えた







『だからさ、翔太のものじゃないって笑』


翔太「でも、目黒のものでもないもん」


『さっきからなんで
目黒くんなの？笑』


翔太「だって、あいつ
Aに告白したじゃん」


『あぁ〜』


翔太「目黒のもんになるの？」


『何？そんなにいや？』


翔太「やだよ…」







なんとなく


電話越しの翔太が


想像できて


可愛かった







『翔太が何考えてるか
分からないけど
目黒くんのところにいかないよ』


翔太「ん…」


『ほら、もう寝なよ。
仕事で疲れてるでしょ？』


翔太「それはAも一緒だから笑」


『そうだね笑
じゃあ、またね』


翔太「ねぇ、」


『ん？』


翔太「明日も電話していい？」


『…いいよ』


翔太「また連絡する。
おやすみ」


『おやすみ』








そういって切ったばかりの


スマホを眺めた


今までになかった


翔太だった







何かが変わってきたのかもしれない


そう思っただけで


それだけでうれしかった







私はまだ


離れそうに


ないみたいです

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