近づきたい、あなたに 。 【青】

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目黒「そんな
薄着で出ると
風邪ひきますよ？」


『そういう目黒さんもですよ』


目黒「確かに笑」






そういいながらも


隣に座る目黒さん


きっと私が


ずっとここにいたら


彼は


ここにいるだろう


立ち上がろうと


腰を上げようとすると


手を掴まれた







目黒「考えてること
何となくわかりますけど
気にしないでください」


『でも、風邪、
ひかれても』


目黒「少しお話ししましょうよ」







ほら、と


また座るように


言われ


促されるように


座っていた


ベンチに


腰を掛けた







目黒「舘さんと、すごく
仲いいんすね」


『涼太、ですか？
まぁ、だてに
ずっと一緒にいないですから』


目黒「どうして
ずっと一緒なんですか？」


『どうしてって…
それが、私もよくわからなくて
さっき聞いていたか
わかりませんが、
本当に受験のことは
話していないんです』


目黒「ほんとにたまたま？」


『えぇ笑
涼太はジャニーズで
忙しかったので
めったに会わなくて
高校入学したときに
会った時は
本当にびっくりしたんですよ
同じだと思わなかったので』


目黒「ジャニーズだから
離れようとは思わなかったんすか？」


『…彼が許してくれなかったので』

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