近づきたい、あなたに 。 【青】

−１２ ページ12

…何が起こったのだろうか


目の前にいるのは


メンバーの目黒蓮


起こった状況を


理解することが出来ず


開いた口を


閉じることが出来ない







目黒「あれ？
聞こえませんでした？」


『あ、あの…』


目黒「一目惚れしました」







彼は何を言っているのだろうか


頭の処理が追い付かず


返事をすることが出来ないでいた







向井「…って、
めめ、なに言ってるん！？」







向井康二さんの


叫ぶ声で


やっと意識が


戻ってきた感覚だった







目黒「いや、思ったこと
言っただけなんだけど」


深澤「お前は馬鹿か！！」


岩本「冗談は
大概にしろ！！」


目黒「冗談じゃないから
本気」


阿部「それもそれで、
問題だから！」


宮舘「A、大丈夫？」








そう聞いてきた涼太に


何も反応できなかった


何で、告白された？


何で、私？


ひたすらに疑問しか


残らなかった


こんなイケメンに


好意を抱かれたことが


未だかつて


あっただろうか







マネージャー「あ、いた！」







そう叫びながら


こっちに向かってくる


男性


佐久間さんが


マネージャー、


呼んでいた







マネージャ「全員いなくなるって
どういうことだよ！
仕事戻るよ！」


ラウール「あ、もうそんな時間か、」







メンバーの皆さんは


マネージャーさんに


早く！、と


急かされるように


お店から


出て行った


涼太に


そんなに気にしなくていいから


と言われたが


無理な話だ


とりあえず


後で連絡する


とだけ伝えて


帰っていった


翔太も


何考えているか


分からないが


黙って


皆さんと


帰っていった







目黒「あの、」


『は、はい！』







メンバーと帰ったと思っていた


目黒さんが


残っていて


驚いた


さっきのこともあって


変に身構えていた







目黒「なんか突然すいませんでした」


『へ、あ、いえ…』


目黒「名前、聞いてなかったと思って」


『宮倉A、です』


目黒「Aさん、」







なんて


ニコニコしながら


私のほうを見ている


目黒さん


やっぱり


ジャニーズなだけあって


奇麗な顔してるな、


と思ったら


急に真剣な顔で


Aさん、


と名前を呼ばれた

−１３→←−１１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す