16.Kiside ページ17
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焼肉屋からはしごすること三軒目。
「ッ…オエェ〜ぎもぢわるい。
…きたーま、きもちわる、はく…っ、ゔぅ〜」
「おい、しっかりしろよ…」
「む、むりぃ〜!きたーまの家いくもん!きたーまといっしょだもん!」
最初、焼肉食ってる時は俺の方が酔ってた気がするのに、いつの間にか藤ヶ谷が凄い勢いで飲み始めて…、
気づけばベロンベロン。
それに、今日の藤ヶ谷はなんか変だ。
いきなりキスしてきたと思ったら好きだなんて言ってくるし、ドッキリかと思ったら違うみたいだし…、
からかってんだか、本気なのか、よくわかんない。
………本気なわけないか。
「…よいしょっ、と!ほら〜帰るぞ!」
机に突っ伏してる藤ヶ谷を無理矢理立たせた。
「きたーまの家いくの?ねぇ、きたーまの家?」
「…そーだよ、お前の家知らねーもん。
そんな状態で1人で帰らすわけにもいかないし。」
「ふふ、うん、1人でかえれなーい。
きたーまの家いく〜れっつご〜〜!」
…ずいぶん嬉しそうだな、おい。
もう普段のキングからかけ離れすぎてて笑っちゃう。
可愛いな〜ふふふ。
なんて、優越感に浸りながら、引きずるように藤ヶ谷を引っ張ってタクシーで俺のマンションへと向かった。
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作者名:ま き ぽ よ | 作成日時:2015年9月26日 23時