14.Fside ページ15
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「…ハ、ハイ?
何言ってんだよ、マジで頭イカれちゃったのかよ、どうしたんだよ北山…戻ってこいよ…。」
「イカれてねぇ!それに北山はここにいるわ!!
だ〜か〜ら!俺が言いたいのは、さっき言ってた言葉とか、キスとか、全部ドッキリ番組なんだろ…?」
…あ、なるほど。
北山は、俺の言葉もキスも、全部全部番組のドッキリだと思ってるのか…。
何かを探してたのはきっと、隠しカメラだったんだな。
やっと今までの行動が理解できたわ。
ちょっとショックだけど…。
「なぁ、ドッキリ大成功〜!って看板持って人来ねえの?遅くない?
もう俺、ドッキリって気付いちゃってんのに終わらせなくて平気なのかよこれ。」
グサッ、…!
北山さん、俺、今…結構傷ついてるよ?
冗談とか、ドッキリって思われれば思われるほど、やっぱり北山の目にはそういう風に写ってないんだな、って痛感した。
「北山、残念だけどさ、これドッキリでもなんでもないよ。」
「……………………え?」
「さっき言ったことマジなんだけど。」
真剣に、丁寧に。
俺は北山の目をしっかり見ながらそう告げた。
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作者名:ま き ぽ よ | 作成日時:2015年9月26日 23時