2.Kiside ページ2
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事件は俺の一言から始まった。
〜〜
「焼肉食べたい気分ですっ」
「…ご馳走様ですっ!」
「…奢るの?!」
「ハイ…」
「…冗談はさておき、始めますか」
〜〜
……あのときは冷静を装って曲に入っちゃったけど、よく思えばこれは一世紀に一度あるかないかの大チャンスだぞ、俺!!!
まさか藤ヶ谷から食事のお誘いが来るなんて…!
いやいや、これ別に誘ってないだろ!って捉える人もいるかもしれないけど、これを誘いじゃないと捉えられるほど、俺の脳は機能してなかった。
…………よし!決めた!
私、北山は藤ヶ谷さんを焼肉に誘い、もっともっと仲を深めたいと思います!!
………。
って言っても、どうやって誘えばいいんだ?
公演が終わったらいつもはシャワー浴びて速攻寝るのに、今日は全っ然眠りにつけない。
…どうやったら上手く誘えるんだろうか…。
こればかりが俺の頭をグルングルン回ってる。
〜〜〜っ、もう!
俺キングじゃないから、誘い方とかわかんねぇよっ…!!
とりあえず明日がラストだし、それが終ったら誘ってみようと思い、その日はなんとか目を瞑り眠りについた。
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作者名:ま き ぽ よ | 作成日時:2015年9月26日 23時