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story 72 : 廉 side ページ24
廉 side
高校3年の夏。
Aは高校2年の夏。
俺たちにとって最悪のことが起きた。
廉『は？え？紫耀…今なんて言った？』
紫『Aが交通事故にあった。』
廉『え、まって…どうゆうこと…』
交通事故…？どうゆうこと。
Aは…？いまどうなってるん？
紫『今は眠ってる。ひとまずは命に問題はないって。』
よかった…。
とにかく急いで病院に向かった。
病院に着くとそこには怪我をして
酸素マスクをつけたAが眠ってた。
紫『廉…』
廉『何があったん。』
紫『バイト終わり、帰ろうとしてたら雨が降ってて、その時信号無視をした車に跳ねられそうになった子どもをAが助けたんだ。』
廉『その子どもは？無事か…？』
紫『あぁ、問題ないって。』
廉『A…』
このひとつの事故が
俺たちにとって苦痛の半年間の始まりになった。
あの時、俺がバイト先に迎えにいけば
こんな事にならなかったんじゃないかと
後悔した。…頼む…早く目を覚ましてくれ。
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作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年10月4日 9時
