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story 62 : 廉 side ページ14

廉 side

話すことは決まってるはずやのに、言い出されへんかった。

紫『……はは、廉の困った顔久しぶり(笑)』

廉『は？急になに？』

紫『…廉の思ってる通りだよ。』

どうゆう事だよ…それってさ…

廉『え…』

紫『廉が思ってる通り…俺は…Aちゃんが好きだよ。』

紫耀のこんな真剣な顔、久しぶりにみた。
本気って証拠。

廉『紫耀…でも…わかってるやろ…』

紫『わかってる。でも、引く気もない。』

廉『紫耀…』

紫『バイト先に来て、一緒に居るようになってから気づいた。好きだって。』

紫耀の本気は痛いほど伝わった。
でも、俺だって引く気はない。

廉『紫耀、お前が本気なら、俺は本気であいつを守るだけ。渡す気はない。』

紫『俺も引かない。全力でいく。』

廉『はは、本気やな(笑)負ける気ないから。』

A『廉！！紫耀先輩！！お待たせしました！！』

走ってくるA。
俺は昔からお前だけ。
約束守るから。
Aも俺だけやんな…。

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作者名：愛結綾 | 作成日時：2018年10月4日 9時

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