時・45 ページ47
● 渉・side ●
何回 練習しても…
「よこーさん、もういいんじゃね?」
「… でも ニカが怒るからさぁ… 」
キタミツは、呆れ気味に言うけど… 地味に反省会をさせられるんだよ…
怖いったら ありゃしない。
「一発勝負のがファンは面白がるって」
「それ、全然 フォローになってない」
キタミツは『 にゃはは… 』と可愛く笑った。
毎回思うけど、歌のレッスンをきちんと受けとけばよかったかな… と、勉強もだけど。
いまさら遅いけど 前足連中が若干、羨ましい。
「わったー… 」
ん?
「玉?何?」
なんか、変な顔して…
「今、いい?」
… ?
「いいけど… 何?」
「これ… ガヤには 最初のしか見せなかったけどさ、ドンドン送られてきてさ」
げっ… こ、これは…
― 『 どうせ 皆、太輔の味方でしょう、いいよね、グループって 』 ―
― 『 太輔なんか いいカッコしーなだけ!最低!! 』 ―
いい… カッコしー…
そうだけど、最低ってのは…
「アイツ… こんな女だった?」
「俺が知る限り、ガヤのことが大好きだったはずなんだけど… 」
玉メインのドラマで共演し、向こうからの好き好きアピールで付き合うようになった太輔たち。
太輔も元気な彼女に惹かれていたのは 確か…
でも…
「こんなこと言われても… 怒れないんだって… もう優しすぎだよ」
「でも、俺が女なら 嫌だね、あんなの」
…
玉が言うこと… わかる気がする。
あの彼女も薄々わかっているんだろう…
このLINEは 彼女なりの太輔へのアピール。
しかし、優しさが一番だと思ってる鈍い太輔にわかるわけもなく…
彼女の行為は逆効果だ。
互い同業者だと会うに会えないもどかしさ…
どんどんすれ違いが起きているのに違いない。
… でも、今… その彼女とは違う態度をとってる者がいる。
そう…
出逢って間もないのに 誤解しイラつきをぶつけた者…
吉田 Aちゃん。
彼女にだけは、無意識だが 自分自身を出してる。
人見知りの太輔にしては 本当に珍しい…
ようやく 自覚した想い… さて、どうするか…
しかし、俺は 何もしてやることはできない。
どちらかの彼女たちの味方をすることもできない。
こればかりは、太輔が決めなければいけないことだからだ。
でも、ついつい俺は… 余計なことをしてしまう。
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時