時・2 ページ4
本日初めてのお客様は、ヤンチャそうな方(あくまで私の印象)
このディラーには 東さんの他にも2名のベテランのおじ様たちがいる。
お客様の年齢に合わせて 接客する。
このお客様には東さんがピッタリ。年齢もそうだけど… チャラさが。
私は、邪魔しないように 静かに静かに窓を拭いていた。
そこへ この店 ダントツ一位の杉野さんがニコニコしながら来た。
「吉田さん」
「はい?」
何かしら?
「お綺麗な足ですね」
「… え?」
お綺麗な、足??
…
まさか…
― 『 … 白… 』 ―
!!!!
ガタッ!!ガタガタッ!!
「お客様が気になっていましたので」
ひぃいいいいい!!
「も!申し訳ございません!!」
「ははは、私に謝れても」
ひぃいいいいい!!
「し、失礼します!!」
「はいはい、気をつけてね」
慌てて脚立を抱え、バックに下がる。
恥ずかしくて恥ずかしくて しょうがない!!
バタン!!
…
「見られた… 」
あの『 白 』発言は…
「パンツ 見られた―――――!!」
ギャ―――!!
チーン…
「… 東のバカ… 」
「恥ずかしすぎる… 」
あのお客様には もう絶対に会いたくない…
トイレの中… ひたすら自己嫌悪。
「さむ… トイレ、… 」
「ん?」
あれ?
…
「白じゃない… 今日 紺じゃん!!」
「え?え?え?じゃあ、何??何が白なの??」
今日の下着は、上下ともの紺。
とても白には見えない…
「ストッキングは ナチュラル… ??」
「何が白なのよ… 」
杉野さんは…
― 『 お綺麗な足ですね 』 ―
「足??」
??
まったく わからない…
「何なのよ… 」
コンコン…
「おーい、Aー… 」
「ん?」
東さん?
「悪いがコーヒー淹れてくれ」
コーヒー?
自分で淹れればいいのに…
「あと、いつもの甘いやつも。急いでくれよ、俺、試乗車 回してくるから」
え?
あのお客様… 試乗する気?
「ガチ?」
買う気がある人は、必ず試乗する。
まさか あの人が本気で買うなんて…
だって うちの車はウン百万、何千万もするものばかりだよ。
「やっぱり、どこかの坊ちゃまか… 」
「あ〜、恥ずかしいけど 売らなきゃね!」
目指すはエリア一位のご褒美賞!!
10万円の為なら 恥も捨てる!!
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時