時・25 ページ27
◆ 太輔・side ◆
大きなお肉を一生懸命食べてる。
一口ごとに幸せそうな顔。
「ほら、こぼすなって」
「ごふぇんなふぁい… 」
東さんが苦笑いで零れたタレを拭いていた。
この二人って 仲いいよな… まるで…
「二人は付き合ってるんですか?」
!!?渉!?
「は?」
「ふぇぇっ!?」
渉の問いかけに二人の動きが止まる。
俺もなぜか ゴクリと生唾を飲み込んだ。
「誰がこんなガリガリ… やったら 骨が刺さりそ」
「んぅ―――!!」
ポカポカポカ!!
隣にいる東さんを叩き出したA。
ほっ… どうやら 違うらしい。
「昔はこんなに痩せてなかったんですけどね… 」
「4年でこんなになっちゃって… 」
痩せてなかったんだ… ん?
「4年?Aって 新入社員じゃないの?」
「コイツ、もう4年目ですよ」
よ!?4年目!?
「19からだから 今年23歳だよな」
「も〜!そんなこと言わなくていい〜!!」
23!?
「わかっ〜… 俺の彼女より若いわ」
「よこーさん、彼女いるんだ、いいなぁ」
渉と東さんは彼女談義。
俺はそのネタには入っていけず ただただ横で聞いていた。
「藤川様、焦げてますけど… 」
「あ、うん」
ん?
「なぁ」
「はい?」
ジュウ〜…
「俺、藤ヶ谷」
「え?」
ジッと見つめると真っ赤になった。
「あ!そうでした!失礼しました!!」
もう、藤川じゃないつーの…
「え!?これが!?」
「嘘っ!?」
ん?
「マジかぁ… 」
「すごい変わりようでしょう?」
渉が急にマジマジとAを見つめた。
「そっかぁ… 」
「何が?」
渉?
急に渉が考え込んでしまった。
「A、お前のお菓子気に入ったらしいぞ、よこーさん」
「え?そうなの?」
考え込んでいる 渉を嬉しそうに見た。
でも、すぐに顔が豹変… くるりと俺の方を見た。
「藤川様!!」
「だから、藤ヶ谷だって… 」
直らないな…
「お腹 壊しませんでしたか!?」
へ?
「お、お腹?」
「実は… 三日前のお菓子がありまして… 」
へぇ〜… そうなんだ…
「アイドルに賞味期限を切れたものを… 」
「本当に すみません!!」
そんなに謝らなくてもいいのにってくらい 謝るA。
彼女のクソ真面目さに思わず笑いが出てしまう。
結局、藤川呼びもずっと変わらなかった。
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時