時・23 ページ25
◆ 太輔・side ◆
明らかに 吉田さんにロックオンじゃねぇか!!
彼女がいるくせに〜〜!!
バタン!!
「さて、シートベルト〜♪」
グイッ!!
「ぐぇ… く、苦しい… 」
「お前、彼女にバラすぞ」
後ろから羽交い絞めで囁く。
「は?別に浮気してるわけじゃないし」
「つか、離せ、苦しいから」
ガチャ…
はっ!!
吉田さんが助手席に来た!
「ふふっ、仲がよろしいんですね」
「ええ、いいっすよ、俺ら」
傍から見れば イチャイチャラブラブな俺たち。
実際、仲はいい。でも、今日は別!
彼女がいるくせに 吉田さんを気に入るなんて!!
物腰の優しい彼女、好感を持つのはわかる… でも、なぜかムカつく。
「Aちゃん、これって なぁに?」
「あ、これはですね… 」
なっ!?
近い!!?
俺の時はめちゃくちゃ離れて操作方法教えたのに!
渉にはそんなに近づくって どういうこと!?
「ち、近い!離れなさい!!」
「は、はい!!」
吉田さんは真っ赤になり 離れた。
でも、渉は振り向き 俺を睨む。
「Aちゃん、やっぱ 二人がよくない?」
「ダメって言ってんじゃん!!つか!吉田さんを名前で呼ぶなよ!!」
馴れ馴れしい!!
「え?ダメ?」
「え… いや… ダメってことはないですけど… 」
なにぃ!?
「じゃあ、そのまま Aちゃん呼び〜♪♪」
くぅ〜〜!!
なんかムカつく〜〜〜!!
渉に負けた気がする〜〜〜!!
こうなったら…
「じゃあ、俺は 呼び捨てにする!!」
「はぁああああ!?」
「ええええ!?」
そうさ!
ちゃん付けより、呼び捨て!!
レベルアッープ!!
「私を で、ですか?」
「うん!だって 俺ら友達じゃん」
渉より先に出逢ってるし、お菓子だってくれてるし!!
これは もう友達っしょ!!
「と、友達… 」
「と、言うわけで、A!よろしく!」
あ〜!
なんか良い!!
「太輔… ガチかよ… 」
「あん?何が?」
渉の項垂れたのを見て気分は良かったが その後 重大なことに気づく。
そう…
彼女でもないのに 呼び捨て…
でも、気づいても 名字で呼ぶことはなかった。
ただ、一度だけ 名字を呼びをした…
それは 時計の針がずいぶん進んでからの出来事。
涙をいっぱい溜め 精一杯笑ってくれた。
Aの健気さに胸が苦しくなった。
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時