初めての協力? 前編 ページ36
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と「じゃあ…今日はクミとお留守番、よろしくね」
A「はーい!行ってらっしゃい!」
最後に出ていったともさんを玄関で見届ける。
横にいるクミさんは小さく手を上げていた。
A「クミさんが平日に休みなんて珍しいね、何気に初めてじゃない?」
ク「そうね、休日っていう概念を崩したくないから平日に仕事してるけど、今日は特別」
A「なるほど…クミさんらしい考えだね」
そんなことを話しながら、私はキッチンに立って紅茶を入れる。
クミさんにも入れると、小さくありがと。と返ってきた。
………クミさんって素っ気ない感じが強いけどそこがまた可愛いというか………
リスナーの人もそんな感覚なんだろうなぁ…
なんて思いながら紅茶を1口。
A「あ、そうだ。今日夜ご飯頼まれたんだけど、無理さえなければ一緒に作らない?」
ク「もちろん。食材ある?」
A「簡単なものでいいって言われて………
お肉と野菜も…割と残ってる感じかな」
ク「……簡単なものでいいなら野菜炒めにしよ」
A「いいね!そうしよう!」
そんな会話をしながら私はソファに座り込む。クミさんはいつも食事をする椅子に座り、なにやら雑誌を読んでいる。
初めての2人きりだもんなぁ。なにか会話を、って思っても、クミさんはそんな喋り倒す人でもないし。
そんなことを考えていると、A、と呼ぶ声。
ク「せっかくの2人きりなんだし、こっちで会話…しない?」
A「もっ、もちろん!今私もそう考えてたんだ!」
誘うのが途中で恥ずかしくなったのか、少し顔を赤くしながらこちらを見るクミさんに、思わず笑ってしまう。
ク「何笑ってるのよ……そうね、何話したい?」
A「ふふっ…そうだなぁ…
私の知らないシェアハウスの話とか…あ、あとクミさんの学生時代の話聞きたいな!」
ク「わ、私の?特別なことなんてないけど…」
A「いいからいいからっ!じゃあ〜………」
そうして私は、クミさんの学生時代の話を聞くことにした。
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かめそん(プロフ) - かりんさん» 最後まで読んで下さりありがとうございます……!かなり長編なのに番外編まで読んで下さって嬉しいですありがとうございます! (2022年11月7日 7時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
かりん(プロフ) - 最近見始めたものですけど皆の過去を見る度涙が溢れすぎて次の日に起きたら目がパンパンでビックリしてました笑番外編今から読んできますっ!お疲れ様でした!!! (2022年11月7日 1時) (レス) id: 443c450d0d (このIDを非表示/違反報告)
かめそん(プロフ) - ss大好きさん» コメントありがとうございます。最後まで読んでいただき本当に嬉しいです!ありがとうございました! (2022年9月7日 1時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
ss大好き - お疲れさまでした、ありがとうございました。とても楽しかったです。 (2022年9月6日 19時) (レス) id: 3bc7687ea9 (このIDを非表示/違反報告)
りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - かめそんさん» はい。…またみれたらその時は古参毎回視聴オタクになってみせますよ!!!!!(なに言ってんだ) (2022年8月8日 13時) (レス) @page38 id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かめそん | 作成日時:2020年12月29日 20時