何でも屋と奇術師Ⅲ (ページ38)

今日:3 hit、昨日:44 hit、合計:127,699 hit

102話ページ38

･

･

･

「ほう...それで、俺達と...」

ゴンとキルアがツェズゲラ一行と交渉しているとき少し離れた場所から見守っていた

ヒソカの袖を軽くひっぱりヒソカを呼ぶ

ﾋｿｶ「ん？♦なんだい？♣」

貴『なんで旅団の名前無かったの？』

ﾋｿｶ「ｸｸｸ♦なんでかなぁ♠」

貴『とぼけてないで...』

ﾋｿｶ「ダメダメ♥

全てを知ったら面白くないだろう？♦」

貴『えぇ～。』

ﾋｿｶ「知らない方が良いこともあるってことさ♦」

貴『でもこれは知っても良いことだと思う。』

ﾋｿｶ「全く...♠

キミは減らず口を叩くねぇ♣」

貴『減らず...？』

ﾋｿｶ「このお喋りな口を塞げば良いのかな♦」

ヒソカの指がAのくちびるをなぞった

貴『！！大丈夫です...』

ﾋｿｶ「何が大丈夫なんだい？♦」

楽しそうに続けるヒソカに頬を赤らめる

貴『もう聞かないから...』

ﾋｿｶ「そうかい？♦でもキミはさっき...♣」

貴『ほんとにイジワル...』

ﾋｿｶ「ｸｸｸ♦

A相手だとつい、ね♥」

そう言いつつヒソカが再び口を開く

ﾋｿｶ「ドッキリテクスチャー♦

ボクの能力の１つだよ♣」

貴『ドッキリ...？』

ﾋｿｶ「あぁ♠

蜘蛛の入れ墨もこの能力を使ったんだ♣」

貴『あ！だからクロロの前でペリペリって...』

「おい！そこのお二人さん！！」

キルアに呼ばれた

貴『ん？』

ｷﾙｱ「ちょっと、今いいか？」

二人で顔を見合わせつつ、向こうで話していた８人━━ツェズゲラ一行とゴン、キルア、ゴレイヌ、そしてビスケの輪の中に加わった

ｷﾙｱ「一坪の海岸線を手に入れるためには海賊相手に９勝しなくちゃいけないんだ。」

貴『９勝...？

何で勝敗を決めるの？』

ｷﾙｱ「色々なスポーツだよ。

オレ達が確認できたのは全部で九種類だけなんだけど...」

そういってキルアが差し出した紙に注目が集まる

貴『(ビーチバレー...

ボクシング...

フリースロー...

あ！思い出した！確かここで種目決めても、最終的には...)』

ﾋｿｶ「ボクはリフティングが良いな♦

バンジーガムを使えば、まあ勝てるだろう♠

Aはどうするんだい？♣」

貴『え？あぁ、うーんと、私は余ったやつで良いよ。』

ﾋｿｶ「そうかい？♦

得意なやつにしといた方が...」

貴『大丈夫だよ。』

心配そうなヒソカに笑いかけるも、なお心配そうな彼が目にはいる

ﾋｿｶ「本当に平気かい？♠」