何でも屋と奇術師Ⅲ (ページ20)

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84話ページ20

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『ヒソカやったら？』

ヒソカ「...♠」

貴『ごめんごめん、冗談だって』

ヒソカ「カード集めするのかい？♦」

貴『しないしない。でも、スペルカードは持ってたほうが楽かもね。』

ヒソカ「スペルカードって何だい？♣」

貴『え、あ、そっか。ヒソカ、初めてか！

んー、何て言うんだろ。魔法が使えるようになるカード...みたいな。』

ヒソカ「...♠」

貴『うーん、と...

実際使ってみた方が分かりやすいかも。』

ヒソカ「どこにあるだい？♦」

貴『マサドラって街。』

ヒソカ「じゃあ、そこに行こう♣」

貴『え、今アントキバ来たばっかりじゃん。』

ヒソカ「Aはここでやりたいことあるのかい？」

貴『月例大会。』

ヒソカ「そんなにあのカードが欲しいのかい？♠」

優勝賞品と書かれた紙に描かれているカードを指さす

貴『いや...』

ヒソカ「そんなに欲しいなら優勝したヤツにもらう方が確実、だろ？♦」

貴『そんな野蛮な』

笑いながら否定するAをヒソカがじっと見つめる

貴『...何？』

ヒソカ「ボク、てっきりAは幻影旅団と同じ考えなんだと思ってたんだケド...♥」

貴『嘘』

おどけた声を出してみせるヒソカに冷たい視線を送る

貴『そんなこと思ってないくせに。』

ヒソカ「ｸｸ♥うん、嘘♦

じゃあ、ボクがホントに思ってること教えてあげようか？♠」

貴『...

うん。』

ヒソカ「Aと...

旅団の繋がりが知りたい、

クロロとの関係もね♦」

彼にしては珍しく真面目な表情だった