検索窓
今日:15 hit、昨日:30 hit、合計:170,781 hit

. ページ5

今日は朝早くに目が覚めて皆んなも早く起きて来たからいつもと違って活発に動きすぎた気がする

彼はソファーに寝っ転がって各々好きなことをしている彼らを見つめながら夢との間を行ったり来たり...




いつだったか、そんなこと忘れてしまった


俺は一人でこの家の前に立っていた
前に住んでいた家はもう覚えていない

元々この家には彼の家が代々継いできた家だった

どうしようもない孤独に襲われてこの家にやってきた
この家に来ても孤独を感じて街に出向いた
その出向いた先で出会ったのが今住んでいる面々

一度に全員が集まったわけではなく少しずつ集まっていった
不信感を露わにした者もいれば快く受け入れた者もいた


最初にやって来たのは誰だったけ?
確か...________だった



心を閉ざした者
不安を抱える者
闇を抱える者
生きる意味を失くした者
自分を見失った者
人生を終わらせようとしている者
恐怖に襲われている者
人を信じられなくなった者


境遇はそれぞれ違えど皆んな何か抱えていた
彼らは気づかないうちに互いをひき寄せて
依存していった

表面を繕っていた者は彼に見破られて自分をさらけ出し助けを求めた
彼らは彼に助けられたと言う
しかし、彼は彼らを助けられないと嘆いた

なんで?何故?

そんなの誰にも分からない




長い長い暗い時間が始まる前
少しずつ集まる彼らに何故か安心感を覚えた彼は
どうか彼らに幸せが訪れますようにと願っていた







ふと思考が揺れ動いていることに気付いた彼は目を開いた


「起きて、夜ご飯できたよ」
「早くしてー!」

明るさに慣れた視界で見渡すとゲームを片付けている者、料理を運ぶ者とで分かれていた

起こしてくれたのは阿部で急かしているのはラウール
ゲームを片付けているのが佐久間と目黒で
料理を運んでいるのが渡辺と岩本
キッチンに立っているのが宮舘と向井

彼が求めていたのはこういう時間だった
彼はこの光景を見て微笑んだ









「ほら早くしてふっか」
「ふっかさん早く!」
「ふっかいつまで寝ぼけてんだよ」

「わかったからちょっとは落ち着け
...そうだ、今日揚げ物じゃん!やったー!」
「お前が落ち着けよ」
「ふっかさんが一番うるさい」
「ふっかも来たし食べよっか」



そう彼とは深澤辰哉のことである

再来→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (93 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
320人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:coolk | 作成日時:2020年3月13日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。