Iris【柿原徹也】

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社長ははぁ〜と大きなため息をつくと呆れた様子で口を開いた



柿原「お前なぁ〜ナンパしてきた相手に笑顔で対応すんな」

貴方「すみませ〜ん…笑」

柿原「何テンション高くしてんだよ」

貴方「だあって！ナンパなんてされたの初めてなんですもん！」



そりゃテンションくらい上がるでしょう！それに可愛いって言われたら悪い気しないし〜
髪型も可愛いって言ってもらえたし！…せっかく社長とお出かけだから変じゃないか気になってたんだもん…

怒られてちょっといじけているとポンッと頭に手を置かれ顔を上げた



柿原「心配するから今日は俺から離れんなよ。わかったかー？」

貴方「はっ、はい…！」

柿原「そんじゃ行くか！」



ドキドキと心臓を鳴らしながら水族館の中へ入っていく社長の後ろを着いて行った
館内に入ると壁が全部水槽ガラスになっていてすぐに色んな魚が目に入った



貴方「わぁっ…凄い！」

柿原「おー、すげーな！」

貴方「あっ、クラゲだ！かわい〜」



ぷかぷかと泳いでる小さなクラゲが目に入り近づいてガラスをツンツンつつくとこちらに近づいてきた



貴方「見て見て社長！っ…」

柿原「クラゲって透明で綺麗だよな〜」

貴方「そ、そうですね！」



横を向くと社長も水槽を覗いていて顔が近くて慌てて顔を正面に戻した



柿原「奥行ってみるか」

貴方「はい！」



ガラス越しの魚たちを興味津々で眺めながら奥へと進んで行った



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