Iris【柿原徹也】

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それから数日後________


アラームの音がうるさくて布団の中に戻ると今度はチャイムの音が鳴り響いた
ムクリと体を起こしてアラームを止めてからまだハッキリとしていない頭で玄関まで歩いた




貴方「はぁ〜い…どちら様ですかぁ〜…」

柿原「柿原ですけど」

貴方「………！？！？」




まさか社長だとは思ってなくて数秒フリーズした後とりあえずボサボサの髪の毛を手で直しながら乱れた服を整えた




貴方「お、おはようございます」

柿原「はよ。ずーっとアラーム鳴ってたみたいだけど？」

貴方「起きてはいました！！私アラームの音好きで！」

柿原「嘘つけ笑 俺もう行かなきゃだから今日は乗せてってやれないけど大丈夫か？」

貴方「もちろんです！」

柿原「心配だわ。二度寝すんなよ？」

貴方「二度寝なんてしません！！」




二度寝なんて私がする訳ないでしょう！！
まあたまーーーーにアラーム消してすぐ眠りに着いちゃうことはあるけど二度寝じゃないもんね〜〜〜




柿原「つーかお前な、チャイム鳴ったらまずはインターホン確認すんのが先だろ。危ないヤツだったらどうすんだよ」

貴方「あ、すみません笑」

柿原「それからそんな格好で出てくんな」

貴方「はいはいだらしなくてすみません〜」

柿原「そうじゃねーよ。足出しすぎだし下着の紐見えてっから」




なんて言われて慌てて肩袖を上まであげてブラの紐を隠した




貴方「見ないでくださいえっち！」

柿原「誰に向かって言ってんだ」

貴方「いだだだだだたっ パワハラ〜！！」

柿原「ったく…」




ほっぺをぎゅ〜っと捻られて泣きべそをかきながらさすり社長をキ〜ッと睨みつけた
横暴だ！！パワハラだ！！




柿原「とりあえず俺はもう行くから。いいか？二度寝すんじゃねーぞ？」

貴方「わかってます〜！」

柿原「じゃあな」

貴方「！」




クスッと笑って一度だけ私の頭にポンッと手を置くと行ってしまった
社長の後ろ姿を眺めながら頭に触れては顔を赤らめた




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