Iris【柿原徹也】

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お店を出て社長の車に乗せてもらい家まで送って貰った
お昼も夜も奢ってもらった上に家まで送ってくれるなんて…優しすぎてちょっと怖くなってきた
こんなに甘えちゃっていいのかな〜








貴方「本当に何から何までありがとうございます」

柿原「いーんだよ、俺も楽しかったし」

貴方「こうなったらもっともっと頑張って早く1人前になって恩返ししなければ…！」

柿原「期待してるわ笑」









メラメラと燃えている私を見てクスクスと笑う社長は何ともキラキラしていてこれが世にう「イケメン」というやつなんだろうな、と思った

私は昔からそういうことに鈍いからよくわかんないけど…社長はカッコイイと思う。
というかその年齢でその美貌はどうかと思う
鈍い私でもわかる。社長はイケメンです


見つめすぎていたのか私の視線に気づいてニヤッと笑う社長にドキッとした








柿原「何見てんの」

貴方「別に〜？見てません！」

柿原「めちゃくちゃ見てたわ笑」

貴方「若いな〜って思って」

柿原「若くねーよ笑」

貴方「いやいや…年齢詐欺すごいですから」









老いって知ってますか？
やっぱり37には到底見えない。そういえば…








貴方「社長は彼女とかいないんですか？」

柿原「今はいねぇな〜」

貴方「結婚とか考えて無いんですか？」

柿原「いい相手がいればしたいなとは思うけどな〜」

貴方「へ〜！じゃあじゃあ好きな人とかいないんですか！？」








社長とこんな話をするのは初めてだから若干興奮しながら興味深々で聞いてしまった








柿原「どうだろうな〜？？笑」

貴方「うわ〜！なにその返し方！気になる〜！」

柿原「もう恋愛する歳でもねーしな笑」

貴方「気になる人とかもいないんですか？」

柿原「んー…可愛いと思う子ならいるかもな？」








なんて微笑みながら言う社長はどこか品があって目が離せなかった
これが『大人の男の人』なんだろうな









貴方「へ〜…」

柿原「お前は？誰か良い奴いないの？」

貴方「だからいませんってば！」

柿原「お前の方こそ若いんだからもっと恋愛楽しめよ笑」

貴方「いい人がいればそりゃ楽しみたいですよ」







恋愛か〜…私とは無縁だよ笑
結局あれから1度もしてないし
きっと結婚もできずに仕事一筋で終わるんだろうな〜








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