そよ風と名探偵 〜再会〜

第11話　爆弾入りのID ページ16

竜「何だこりゃ？」

コナン「僕達のと同じIDだ」

竜「クソッ！どうなってんだ！？」

男「大丈夫、痛くありません。一瞬で楽になる」

竜「まさか、茂木や槍田が姿を消したのも･･･」

男「さようなら、竜探偵･･･」

竜「お、おい、待て。待ってくれ！」

竜はIDを外そうとするがなかなか外れない。その間にも、カウントダウンは止まらない

そして、タイマーがゼロになった瞬間

竜「うわぁぁぁぁっ！！」

竜の悲鳴とIDパスが光ったのを最後に映像は途切れた。そして再び依頼主の映像に変わった

男「コンポジション4･･･つまり、プラスチック爆弾が組み込まれていたんです。竜探偵が付けていたミラクルランドのIDにね」

小五郎「おい！さっき竜が言ってた茂木や槍田って･･･」

男「えぇ。世間では名探偵ともてはやされていたお２人です。彼らも私の貴重な時間を浪費した愚か者でしたがね」

小五郎「くっ！」

男「あなた達に与えられた時間は今夜10時まで。それまでにある事件の真相をつかんでください。もし、時間までに解決できなければ･･･あなた達のIDも爆発して竜探偵と同じ運命をたどる」

小五郎「何！？クソッ！」

小五郎はIDを外そうとしたが外れない

男「止めた方がいい。ちょっとやそっとのことでそのIDは外れやしませんし、私が解除しないうちに外してしまえば、すぐさま爆発してしまいます」

小五郎「貴様〜〜！」

コナン「！！ 蘭！」

小五郎「そうだ！蘭は、アイツらがつけたIDは！？」

男「子供達の付けたIDも、あなた達のものとほぼ同じです」

雪「ほぼ？」

男「彼らのIDには１つ機能が追加されてましてね。これは、ミラクルランドの見取り図です。ミラクルランドを縁取るようにいくつかセンサーが設置されています。彼らのIDがミラクルランドに入ると、センサーが感知してIDの起爆スイッチがオンになり、ミラクルランドを出ようと、再びセンサーの間を通ると同時に爆破する。彼らの分まで追跡するのは面倒なんでこうさせてもらったんですよ」

コナン「なっ！？」

コナンとAは窓に駆け寄り、バルコニーにでた。ちょうど、蘭達がミラクルランドに入るところだった

コナンは探偵団バッジを取り出して灰原に連絡を取ろうとした

同様にAも携帯をとりだし、天馬に電話をかけた

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