普通が恋したお嬢様 (ページ22)

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執事b「学園でのお嬢様はどのようなご様子でしたか？」

渡「え、？あー、、えっと、」

言うべき？

ちょっと浮いてるって言うべき？？

渡「いや、なんか普通に、楽しんでました！」

執事b「左様でございますか！それは良かった！」

.....いや言えないだろ、、浮いてるは言えないだろ！！

執事b「お嬢様には幸せに過ごして欲しいと常々思っているのですが、、何せ少し変わった方でいらっしゃいますので...苦笑

ですが楽しそうにされているなら良かったです！
自らお友達を連れてこられたのも、渡辺様が初めてでございます。」

変なヤツって思ってるんかよ。笑

渡「でも僕からしたら逆に新鮮！みたいな感じですけど、笑」

一つ一つに目を輝かせる事なんてもう無いから羨ましくも思える。これはホント。

執事b「これからもぜひ、'良いお友達'でいてあげてくださいませ」

渡「え、？」

執事b「....何か？」

渡「あ、いや、なんにも....」

'良いお友達'の距離感。
そんな事わかってる、言われなくても。

渡「....あ、同じクラスに深澤って奴がいるんですけど、そいつも木ノ瀬さんと結構話したりしてて、、

あと後輩とかも、！連絡先交換したりとか、、」

それから俺は、自分の中の小さなモヤを消すように聞かれてもいないのに、ひたすら話し続けた。

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執事b「それでは渡辺様、本日はありがとうございました。
明日からもどうぞよろしくお願い致します！」

渡「あ、こちらこそ。よろしくお願いします、」

しばらくして家に着いて乗り慣れない車から降りて挨拶をする。

渡「....じゃあ、おやすみなさい」

執事b「はい！おやすみなさいませ！」

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((ｶﾞﾁｬｯ

渡「ただいま」

母「おかえりー。
また友亜ちゃん？仲が良いのは結構だけど明日も学校あるんだから遅くまで遊んでちゃダメよー」

渡「今日は友亜じゃないから」

母「じゃあ誰よ」

渡「.....と、友達！誰だっていいだろ！」

母「まぁいいけど、早くお風呂入っちゃいなさい」

渡「わかってるよ」

何を焦ってるんだろう。

渡「(ただの友達じゃん。)」