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68度 ページ28

「あ!」


すると定例会場の近くに見慣れた緋色の髪や桜色や金髪や黒髪や青い猫を見つけた。他にも周りには人は大勢いるらしい。
Aは急いだ。


「みんな、」

「A!」

「よかった!」

「無事だったのか!?」

「また連れてかれちゃったからあせっちゃった!」

「おっちょこちょいだね」

「本当によかった!!」

ガンッ!!

「硬っ!」


Aはみんなにまたフワリと笑う。するとエルザはかなり心配したらしくまた強く抱きしめた。だがまた鎧に後頭部をぶつけた。ただでさえ痛かったのに頭が割れそうだ。


「あらエルザちゃんにAちゃん。大きくなったわね」

「マスターボブ。相変わらずですね」

「あらぁ、Aちゃんこそ相変わらず可愛いわね」


Aはボブににこやかに挨拶した。
その横でハッピーが「マスターボブは青い天馬のマスターだよ!と説明していた。」


「どうした?早くせんか」

「…………」

「いけない!!」

「黙ってなって。面白ェトコなんだからよ」


エルザが呪歌を吹こうとするカゲを止めようとするがそれを止められた。
その男に噛み付くような勢いで見てるエルザの前に立ちまたにこやかに笑う。


「お久し振りです」

「そうだな」



マカロフの声がこの静かで少し騒がしい夜に響く。


「さあ」


そしねマカロフは強い目をカゲに向ける。

「…っ!(吹けば…吹けばいいんだ。それですべてが変わる!)」

「…何も変わらんよ。」


マカロフはカゲの心を読んだかのようにすこし寂しそうに呟いた。


「弱い人間はいつまでたっても弱いまま。しかし弱さの全てが悪ではない。 もともと人間なんて弱い生き物じゃ。一人じゃ不安だからギルドがある。
仲間がいる」


カゲはただ聞いていた。


「強く生きる為に寄り添いあって歩いていく。不器用な者は人より多くの壁にぶつかるし遠回りするかもしれん。しかし明日を信じて踏み出せばおのずと力は湧いてくる。 強く生きようと笑っていける。そんなに頼らなくても…な。」

「(さすがだ…すべてお見通しだったか…) 」


カゲは呪歌を手離した。
カランとそれが小さく音を立てて転がる。


「参りました」


カゲは膝をつきマカロフの前で土下座をした。

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設定タグ:フェアリーテイル , 妖精原作沿 , 逆ハー   
作品ジャンル:ファンタジー
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ありがとぉぉぉぉぉおおおおおおございます。私とぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっても嬉しいです。笑 (2015年12月2日 1時) (レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても面白いです!完全にハマりました(*^◯^*) (2015年8月13日 17時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» 自分で読んでみて71度のスカイフェレナをスカイローズに直しました!御指摘ありがとうございます! (2014年6月20日 23時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!ちなみにどこがスカイフェレナになってましたか!? (2014年6月20日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - わかりました!最新がんばってください^^ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 5ac51fa3c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海姫 | 作成日時:2013年11月9日 22時

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