57度 ページ16
「ヒィイ!!」
「ルーシィ追ってくれ!」
「私!!?」
「頼むっ…!」ギロッ
「はいぃ!」
逃げたカラッカを追う様エルザはルーシィに怒鳴る。ルーシィはエルザに脅え走ってカラッカを追った。
「ハッピーごめんね。ルーシィを追ってあげて?」
「分かった!ルーシィはおいらに任せて!」
そういうとハッピーはピューーーンと飛びながらルーシィを追っていった。
「Aっ!!」
ふとAの身体横にが傾いた。それをなんとかエルザが支える。
「…お前はいつも無理をする。」
「その言葉そのままそっくりエルザに返すよ」
二人は顔を見合わせ笑った。Aはそっと視線を上げ今戦っている最中であろう二人を思い浮かべる。
「(後はナツとグレイが……エリゴールに当たったとは………思えないな…。そもそもこの駅がエリゴール達の目的だったの?復讐や権力を奪うのならもっと正確な方法が…)」
「A…駅周辺に集まってる野次馬を避難させるんだ、」
「…そうだね」
Aはエルザと共に建物の外に出る。そして警備員を含めた全ての人を避難させた。
「…これでとりあえずは平気かな。」
「さて…奴はどう動くか…」
「!?」
二人は後ろを振り返って唖然とした。 そこには先程までいた駅が巨大な風に包まれていたのだ。
「ん? なぜ妖精(ハエ)が外に二匹… 。そうか…ヤジ馬どもを逃がしたのはてめえらか女王様と姫様よォ。」
「エリゴール!!!」
その時エリゴールが現れた。
「貴様がこれを!?」
「妖精女王、てめェとは一度戦ってみたかったんだがな…残念だ。今は相手をしているヒマがねえ。中でじっとしてな。」
「!?」
エリゴールはエルザを風の中へ押し込む 。 そして何故かAを抱えあげた。
「ちょ…何で!!」
「Aっ!! ちぃ!エリゴール!! !」
エルザは風に腕を突っ込むがその手はボロボロになり慌ててひっこめる。
「エルザ無茶しないで!!」
「やめておけ…この魔風壁は外からの一方通行だ。中から出ようとすれば風が体を切り刻む。」
「離してっ!」
Aはエリゴールの腕から抜けようと暴れるが変に体を拘束されて力が入らない。
「おっと暴れるなよ。てめぇには話があるんだ。まあ鳥籠ならぬ妖精籠(ハエかご)ってところか…にしてはちとデケェがな。」
そしてエリゴールはスっと浮き上がりAを抱え飛んで行く。
「エリゴール!!!」
エルザの声は風の音にかき消された。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ありがとぉぉぉぉぉおおおおおおございます。私とぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっても嬉しいです。笑 (2015年12月2日 1時) (レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても面白いです!完全にハマりました(*^◯^*) (2015年8月13日 17時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» 自分で読んでみて71度のスカイフェレナをスカイローズに直しました!御指摘ありがとうございます! (2014年6月20日 23時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!ちなみにどこがスカイフェレナになってましたか!? (2014年6月20日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - わかりました!最新がんばってください^^ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 5ac51fa3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海姫 | 作成日時:2013年11月9日 22時