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44度 ページ2

「そういや私、妖精の尻尾でナツとA以外の魔法見た事ないかも。」


揺られる列車でルーシィは朧気にそんな事を口にした。少なくとも一緒に敵を倒しに行くのだ。お互いのことを知っておいた方がいいと思ったのだろう。


「エルザさんはどんな魔法を使うんですか?」

「エルザでいい。」


そう言って顔を背けるエルザにAは薄く笑って「エルザの魔法はキレイだよ。」と呟いた。ハッピーがその言葉に頷き「血がいっぱいでるんだ。相手の。」と告げた。ルーシィはあきれた表情で「キレイなの?それ。」と眉を潜めた。


「私はグレイやAの魔法のほうが綺麗だと思うぞ。」


エルザは少し居心地が悪いのか二人の方を向いてそう言った。


「私は全然、でもグレイの魔法キレイだよね。」

「そうか?」

「ねぇ、ルーシィに見せてあげたら?」


Aの提案でグレイは両手を前に出す。Aにいいとこを見せられるチャンスだ。
そして魔力を込めるとグレイの掌に氷で出来たギルドのマークが乗っていた。
繊細な氷の光具合や形に、やはりAとエルザは綺麗な魔法だと頷く。


「氷ってアンタ似合わないわね。」

「ほっとけっての、」


拗ねたように顔を背けて、「どうでもいいだろ?つーかそろそろ本題に入ろうぜエルザ。」と言った。その言葉にエルザの瞳に真剣さが宿った。


「一体何事なんだ。おまえほどの奴が人の力を借りたいなんてよほどだぜ。」

「そうだな…、話しておこう。」


そしてエルザは話し出した。仕事の帰りに妙な話「ララバイ」という魔法の封印を解く という話を聞いた事。
グレイとルーシィは 依然と話が見えず首を傾げるがAは「ラ ラバイ」という言葉をどこかで聞いた事が あった。

「……ララバイ…」


Aは少しララバイについて考えていた。聞いたことがあるフレーズだがどうしても思い出せない。


「え?」

Aが悶々と考えているとエルザはナツを退けて列車を降りていく。グレイやみんなも話に夢中でナツに気がついていなかった。Aがどうしようとおどおどしているとナツに腕を捕まれた。


「A…行くなっ……」

「え…?」

「ここにっ…いてくれ……うぷっ…」


Aは苦笑いしながら「ここにいるよ」といいナツの頭を撫でた。

45度→←43度


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設定タグ:フェアリーテイル , 妖精原作沿 , 逆ハー   
作品ジャンル:ファンタジー
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ありがとぉぉぉぉぉおおおおおおございます。私とぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっても嬉しいです。笑 (2015年12月2日 1時) (レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても面白いです!完全にハマりました(*^◯^*) (2015年8月13日 17時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» 自分で読んでみて71度のスカイフェレナをスカイローズに直しました!御指摘ありがとうございます! (2014年6月20日 23時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!ちなみにどこがスカイフェレナになってましたか!? (2014年6月20日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - わかりました!最新がんばってください^^ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 5ac51fa3c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海姫 | 作成日時:2013年11月9日 22時

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