海 底 学 校 【テニプリ/立海】

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｢知ってる知ってる、海底学校！｣



｢最近流行りだよね、また行方不明者出たんだって？｣



昼休み。Aが友達に話題を振ると、案外よさげな反応が返ってきた。



｢でもどーせガセっしょ。オカ板発祥だし。｣



｢あ、やっぱオカ板なんだ？でもさあ、うちの学校の前建ってた学校がそれって噂あんじゃん。｣



｢あー、なんかあるねえ。何？A気になんの？｣



｢うんまあ……だって面白くない？｣



｢そーかなあ……｣



｢えーでも海底学校って、イケメンいるんでしょ？そこはいいなって思うよ。｣



｢あんたねー、嫁はどうしたのよ嫁は。｣



｢嫁は別！｣



いつものオタ話に耳を傾けながら、Aは携帯をいじり、また情報を集めていた。



……その海底学校にいるという、イケメンの８人。



とても優しい、外国人とハーフの褐色の子。



アイドル気質で、明るくて気さくな子。



生意気だけど、一度懐けばとても可愛いと噂の子。



変わった話し方をする、でも不思議と色気のある子。




紳士的で優しくて、真面目で頭のいい子。



いわゆる和風美人で、柔らかい物腰で、頭の切れる子。



容姿はとても学生とはいい難いけれど、まるで武将のような厳しい子。



そして、誰よりも綺麗で、儚くて、女と間違えそうなほど美人な子。



そう、ネット上では言われていた。



｢……｣



(余計気になる……)




そうしてAの昼休みは、過ぎていくのだった。

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