海 底 学 校 【テニプリ/立海】

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｢どこへ行っていたんだ、幸村。｣



｢ごめんごめん。｣



Aを｢帰し｣た後。幸村は、部員の待つコートへと戻っていた。



｢ちょっと、ね。｣



｢……連れてきていた女関連のことか？｣



｢あ、なんだ知ってたの、真田。｣



｢誰でも知っているぞ精市。あんなこれみよがしに、連れて歩き回っていればな。｣



それで、今度はどうなんだ、と柳がノートを開きながら聞く。



それを見て、真田はやれやれとため息をついた。



｢……たるんどるぞ。女も程々にしろ、大切な試合前に。蓮二も、あまり深追いするのはよせ。｣



｢相変わらず堅いなあ真田は。大丈夫だよ。全国前に、俺がヘマをすると思うかい？……それに……彼女がいれば……｣



｢ま、幸村くんがそう言うならいんじゃね？｣



｢ありがとう、ブン太。……さ、練習しようか。｣



幸村はほんの少しだけ頬を染め、丸井にそう返した。



それを、不満げに見つめる目がひとつ……

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