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「…性別の事なら2回目に公式試合に出たときに公表してるよ」
僕が騒ぐ雷門イレブンメンバーに向かってそう言った。
「それでも僕の事を男子として見る人が多いみたい」
僕はため息付きながらそう言った。
「だが、その影響でサッカーを始めた女子も多いと聞いた。それに、公式試合に女子の参加を認めたきっかけもAと聞いている」
「あー…、らしいですね」
鬼道さんの言葉に僕はそうだったなーっと思いながら答える。
「“ツイン･エンジェル”をテレビで見ていた空達が、こっそり練習していたのを見て、技を編み出せるようにアドバイスしたんです。結果は似てるだけで別物になっちゃいましたけど」
僕が空と亜久の合体技“デビル＆エンジェル”の成り立ちを簡単に説明する。
「“ツイン･エンジェル”ってそんなにすげー必殺技なのか…！受けてみたいぜ！」
「“ツイン･エンジェル”を止めたいなら、僕の“シャイニングエンジェル”は止めて貰わなきゃいけませんね〜」
「そうなのか！？じゃあ今度“シャイニングエンジェル”を受けさせてくれ！！」
あの技そんなホイホイ打てる技じゃないのに…。
まあでも、余裕があるときにでも相手をしてあげよう。
それに、暫く使ってないからな。いつか使うときになってしまった場合に打てなきゃ意味が無い。
円堂さんのキラキラした笑顔を見ながら、僕はそう思っていた。
***
夕方
雷ちゃんからの差し入れをありがたく頂いている。
僕のチームの皆は夕飯の時間になったので、家に帰っていった。
僕はメンバーの輪から少し離れた場所に立っていた。
「…兄さん」
チームのメンバーと再開したら、急に兄さんに会いたくなった。
キャラバンで来ることがなかったら、
『悠さんの容態は…』
『体調良いっていつも電話で言ってるよ。退院する日は近いかも！』
『ほんとか！？』
兄さんについて尋ねられたとき、皆は不安そうに聞いてきた。
本当の事を伝えると、皆喜んでくれた。
兄さんと一緒に此処へ戻ってこよう。
「夕焼け綺麗だよ、兄さん」
カシャッと携帯からシャッター音が鳴る。
撮った写真を兄さんとの個人チャットへ送る。
すぐに既読はつかなかった。きっと検査中なんだろう。
そう思いながら、僕の名前を呼ぶメンバーの元へ歩いた。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
