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*No side.
「「“デビル＆エンジェル”！」」
空と亜久が同時に放ったボールは、淡い黄色と濃い紫色のオーラを纏いながら雷門ゴールへ向かう。
雷門ゴールの前に立つのは、雷門イレブンＧＫにしてキャプテンの円堂。
円堂は足を高らかに上げ、力強く踏みしめる。…必殺技だ。
「“正義の鉄拳”！」
彼が拳をボールに向かって突き出すと同時に現れた巨大な拳。
互いの必殺技がぶつかり合う。
その光景をAはジッと見つめる。
その表情は何かを確信しているように見える。
「ぐッ…！」
円堂の身体が段々と後ろに下がっていく。＿＿＿押されているのだ。
その光景を見て、亜久は雷門ゴールから…円堂から背を向ける。
それを見た空も、円堂から背を向けた。
＿＿＿と同時にホイッスルが鳴り響いた。
「ゴールッ！！試合終了間近、先制点を取ったのはAチームッ！！」
実況の声がフィールドに響く。
空と亜久の合体技“デビル＆エンジェル”は、円堂の必殺技“正義の鉄拳”を破ったのだ。
二人は互いに顔を見合わせ、ハイタッチする。
「空、亜久」
二人の元にAが歩み寄る。
そして、両手を挙げる。
その意味を分かったのか、二人は片手を挙げる。
＿＿＿乾いた音がフィールドに短く鳴り響いた。
***
点を取り返そうと雷門イレブンは粘る。
「“ハートブレイク”！」
鬼道の前にありとあらゆる『壁』が展開される。
心の必殺技“ハートブレイク”が、攻め上がってきた鬼道を止める。
Aチームは失点しないように防御に徹しているようだ。
鬼道からボールを奪った心が攻め上がる。
「翠君！」
心が翠にパスを出す。
実は彼、人に話しかけるときは必ず名前を呼ぶ。
そんな彼の癖が試合にも出てしまい…。
「あっ！？」
一之瀬がボールをカットする。
一之瀬はそのままAチームへ駆け上がる。
「行かせないよ」
一之瀬の前に現れたのは修仁だ。
少しの接戦が繰り広げられ、それを制したのは一之瀬だ。
しかし抜かれた修仁は悔しそうでは無く、
「あっ、あれっ！？」
一之瀬の焦った声が聞こえた。
それを聞いた修仁がニヤリと笑う。
「“ペイントトラップ”。…足下にはご注意を」
一之瀬の足下にはカラフルなペイントが。
修仁の必殺技“ペイントトラップ”によって一之瀬の動きは止められた。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
